・ホテルをチェックアウトする。朝食利用は結局1度だけだった。大晦日の京都も寒い。朝でも観光客たちが歩いている。自分もその一人。
・京都で早朝からやっている店を探しても案外少ない。宿泊施設が多いとそことも競争になるのか、普通に牛丼チェーン店が検索でよく引っかかる。あるいは喫茶店とかカフェで、こっちはまあ普通だな。朝早くから開店しているパンを見つけて行く。
・輝くクロワッサンを買った。
・電車に乗り込み帰路。『納税、のち、ヘラクレスメスのべつ考える』を読み終わった。ウロマガを購読しているが書籍になるとだいぶ読み味が変わる。これは前作でも思った。ウロマガだと動画でました〜とか改行でテンポやバランスを取っているのもありギュッと詰まった縦書き文章とは趣が異なる。これはこれで良い。
・この日記の形式「・」を付ける箇条書きはウロマガ経由で無い気がしていたけどもはやどっちなのか忘れた。読み始めるより日記を書くほうが早かった覚えがあるけど、例外的に毎日読んでいるテキストがウロマガなので影響を受けてない訳が無い。
・ここ数日は日記の書き方を変えている。古賀さんとの対談では日記の書き方について話されている。日記といえど作法や流派が不思議と発生して自分はどうなんだろうな〜と模様替えのつもりでいまは試している。
・ここ数日は外出しているのでスマフォに書いている。PCモニタだと一文が横に長い。スマフォは縦になり、明らかに一塊だと意識して区切る分量が変わっている。長すぎると文字が密集しすぎて、そろそろ改行して息継ぎをしたほうが良いなとか思う。日記を毎日書いていても外的な書き方でこうも変わると書いている主体が一貫しているとは言い難い。
・手記やレポ、特定のシチュエーションで各文章はそのシチュエーションに書かされている側面がいくらかありそう。というか140字以内とかの制限があってあの状況が醸されているわけだから当たり前のことだな。
・パンを持ち帰宅。荷解きをして旅行前に干していたベッドシーツを装着する。洗濯機を回す。日記を書く。
・NotionのページをWeb公開にした。無料と有料での違うところはドメインだけらしい。たしかにドメインがちゃんとダサい。でもお金を払うまでではない、と思う。
・モンエナを買いパンを食べ腹ごしらえ。再度パッキングをして外へ。規制する。社内で『ただしい人類滅亡計画』を読み始める。今年の年始もダ・ヴィンチ・恐山の本を読んでいた気がする。読書的サンドイッチだ。
・魔王が人類を滅亡させるのになんか納得が出来なくて10人に議論させて「人類は滅亡するべきか」を議論させる。レッド、イエロー、グレーと色ごとにそれぞれの主張を割り振り、ブラックが反出生主義として人類が滅亡すべきだと主張する道筋を追う。
・このあたりは反出生主義入門みたいな感じで良いと思う。なんなら倫理学入門でもある。小説ではあるがそこまで物語然としてなくて議論が多いけどこの手の話を物語に組み込むのは無理なのでしゃーない。物語から道徳的、倫理学的な要素を取り出して話すことはできるけど立場同士をぶつけるには議論した方が手っ取り早い。
・実家につく頃には日が落ちて駅を出ると激寒暗闇町だった。2年ぶりぐらいに帰省しても実家は実家のままだ。多少なりとも設備の入れ替わりがあってバージョンアップしてるけど。家族仲が悪い訳ではないが密でもないので父親が落下してあばら骨を3本折ったときの3Dグラフィック画像を見せてもらったりした。なにしてんだ。
・こたつに入る機会が無いので温まって懐かしんだ。寝る部屋には暖房が無くて電気毛布と薄い毛布の重ね合わせで耐える。息が白い部屋で寝る。