20241124──機会損失のデカさ

・暗くて寒い朝。オモコロウォッチを聞く。薄っすらとロボット・ドリームズの話をしているかと思ったらその話になっていった。映画を見に行くか迷ってとりあえずコンビニへ。モンエナを買ったけど今日は飲まなかった。

・結局映画にはいかずにブラックフライデーのセールで買い物。XLN Lifeっていうチョップ&フリップに特化したプラグインとRC20を買った。RC20はなにかと聞く便利そうなやつで確かにこれがあれば音色のいじるのは楽そうだ。

・早速Lifeで何かしらをサンプリングしてみよう~と取り掛かる。スマフォのアプリから録音してPC側で操作できるようになる。スマフォでの位置取りが悪いのかLRの偏りがひどい。

・財布の小銭が邪魔なので定期的に取り出してはその辺に放っていた。模様替えのついでに整理しようと使ってない茶碗に小銭を集約して、それを鍵置き場にしている。その小銭をちゃらちゃらと触っている音をサンプリング。文字通りの金物だ。

・ちゃかちゃかと鳴るのに合わせて適当にサンプリングできそうなものを探す。なんとなくぽんぽこの『カフカ』があったのでラスサビ前の展開部分を録音して取り込んだ。

・チョップ&フリップとは言うものの自動生成に特化している。素材の取捨選択が自由にできるのかはまだ分かってないがランダムで試行する感じは生成AI時代って感じ。使わない素材は消せるので方向付けは出来るし、パターンの種類は案外豊富だ。

・1時間も触らずに16小節ぐらいのパターンが出来たので後はレゴブロックみたいにあれこれして1分ぐらいになって終了。ビジュアライザーで動画にして完成。ブルースカイは容量制限が厳しいらしくXに投稿した。

・スピーカーでしか聞いおらず大してイコライザーもMIXもしていない。スマフォを通してイヤホンで聞くと中音域が全然な~いと気づきがあった。やっぱベースとかリードとかは必要。

・既存曲をサンプリングして遊ぶって行為とポケモンの絵を描くことの違いはあんまりない気がしている。版権絵や二次創作と同じくしてサンプリングでの遊びは普及してもいい気がするがやっぱり視覚文化の方が分かりやすく面白いからな。あと普通にDAWが普及してないからだな。

・Netflixでなんか見ようと思ってヤクザ映画の『アウトサイダー』を見た。普通。

・主演がジャレッド・レト、浅野忠信や椎名桔平がメイン級で出演している。主演よりもこの二人の演技の感じ、とくに英語台詞を話すところが良かった。ヤクザ映画としての巧拙って正直あんまり分からない。ヤクザの抗争ってだいたい同じだし裏切ってそうな奴はだいたい裏切っている。

・舞台が戦後の50年代大阪、あまり大阪っぽさが見た目には表れないが大阪弁ヤクザの塩梅なんかは違和感なかった。ネオ日本的な感じも少なくわりかしちゃんとしている。港が縄張り争いの場になっているので大阪湾だとは思うけど具体的な地名が全然わからない。電車のシーンもあるが阪急電鉄なのかなんなのか。地味といえば地味なのだけど抑制が効いている、侘び寂びに近いものがあってNetflixの資本がないと実現できないバジェットでこれなのは結構すごい。面白いかは別だけど。

・読書する。途中で本を持ってタリーズでホットコーヒーをテイクアウト。図書館で『スラムダンク奨学生インタビュー その先の世界へ』を読み切った。内容はタイトルの通りで良い本だった。

・スポーツに興味がないのでスポーツ選手についても考えたことがなかったがそこが埋められていく。スラムダンク奨学金はバスケットボールで海外留学したい学生を支援する目的で、そこに応募した選手のインタビューがずらっと載っている。最後にはその実務担当者の話も載っていてサービスが行き届いている。

・別個でバスケのノンフィクションを読んでいて、そこでもバスケをプロとしてやるには学業での成績も必要だとされている。これがやや意外な事実だったりする。実体験としてはスポーツしている学生は基本的に学業よりもスポーツを優先している感じがある。けれどプロ志向になればなるほど、とくにアメリカでは大学の側面が当たり前だけどメインなので学力重視だなって印象になる。

・しかも奨学生はプレップスクール、予備校的なところに行くのだけどバスケをするにも勉強をするにも英語が必要になる。全ての前にまず語学からって状態を全員がクリアして、かつバスケを頑張っているさまが凄い。選手のことを固有名詞で認識するほどの感じで試合を見ているわけではないが、それぞれにこういう経歴があるんだなって想像が多少なりとも出来るようになる。スポーツ選手ってめっちゃ凄いかもしれない(当たり前)。

・あとコロナ禍で試合がストップしていたことの重大さがなんとなく把握できた気がする。全員が若く、スポーツ選手としてこれからやってくぜ!ってときに試合がないとうことはキャリアが作れないことだ。コロナ禍での学生生活とかも自分にとっては現実味がないのだけど、あったはずの、決して取り返せない機会損失のデカさに慄いた。

・本を返却して一冊借りる。帰路。ゆるコンピュータ科学ラジオを聞くが、あまりに短くてビックリした。15分ぐらいしか無い。

・帰宅してゲームをプレイ。『シンセティック・デイズ』をやった。インディーズのノベルゲーム。短くて40分ぐらいでクリア。結構良かった。

・久々に酒を飲みながら『GetBackers-奪還屋-』を読む。未読だったのでふ~んと思いながら読んでいたが邪眼が便利すぎる。映画『ドリーム・シナリオ』でやってなかったことを全部やっている。なにか大変なことが起こっても全ては邪眼による幻でした!で物事を解決に持って行く力が強い。

・少年マガジン連載なのと当時の時代感がそこかしこにあって不思議な感じがする。今だとこうは描かれないな~ってところめちゃくちゃ多い。ドクタージャッカルの風体とか、もう色んなところが時代!だ。

・眠くなり終わり。無限城編というかマクベスの登場にあやかって知らん奴らが大挙するのだけどあるあるの正解みたいな感じすらある。