・飲酒を控えて寝ていると体調が良くなってくる。がニキビができたりしていてそうでもない。
・今日も忙しくてずっと作業。スケジュール的にいつもより厳しいのは分かっていたが案の定ムリっすね、となっていた。いつもの感じなら土曜出勤しているがそれすらできない進捗だ。
・残業してから帰路。ボディソープを得るためにキリン堂へ。シャンプー以上に差がわからない上に買うと量があるので品評を忘れてしまう。デカいドラッグストアは棚がデカいので最高。狙っていやつを買って帰宅。
・焼きそば食べた。
・『ドラゴン・タトゥーの女』を見た。嫌なものを詰め込んでいるのに面白くてすごい。デヴィット・フィンチャー監督作だけあってサスペンスの密度やルックの決め具合がビチっとしている。気の抜けたところがない。
・落ち目になりそうな新聞記者と経歴不安(?)の敏腕ハッカーが女性失踪事件を捜査していく粗筋。スウェーデン有数の家族経営財閥一家での事件で、島を所有していたりそういった特有のシチュエーションも面白い。
・話としては面白いのだけど各所に最悪だな~って要素が見受けられるのがデヴィット・フィンチャーっぽい。
・まず猫が死ぬ。しかもかなり無惨な死体が映し出されるので最悪度が突き抜ける。
・あと新聞記者ミカエル(ダニエル・グレイグ)よりもハッカーのリスベット(ルーニー・マーラ)のほうが主役の格が強く、リスベットの境遇で起こる最悪な事態もすごい。失踪事件の裏にある男性の加害性が過去だけでなく現在も街の片隅で人知れず行われている。リスベットはその被害者でありながらそれに留まらないところが良い。良いが良さのための最悪さって気もしなくない。
・印象だけど最近はこういった明らかに最悪な事態をエンタメに書き込むことが減っているような気がする。探せばあるんだけどわざわざそれを入れて人の心をかき乱すことの悪さに敏感になっている世相は多分ある。デヴィット・フィンチャーの作家性がそうさせているとは思うが2024年だとこうなるんだろうか?でもデヴィット・フィンチャーならそうするか。
・この太ったおっちゃん、絶対ロクな結末を迎えないだろうなと思っていたらそうなる。どころがそれを超えるのがすごい。
・ミステリ部分は雰囲気で見て雰囲気で解決を嗅ぎ取った。
・主演二人のキャスティングと見せ方を外していないのも相まって2時間半と長いけど退屈しない。ダニエル・グレイグはボンドなんだけど逆にしょぼくれたオジサンにしている感じとかもギャップ狙いで効果が出てる。リスベットは言うまでもなく癖。
・ラストの締め方がまた一癖あって、ちょっとだけオジサン文学の匂いがして苦手かも。こう、オジサンが若い女性とタッグになって好かれるといった様式が各国にあって結構オジサン文学だなぁと思うことが多い。とくに映画はハリウッドに限らず男性スターに若いヒロインの俳優をキャスティングすることが多く、最近はあえて恋仲にならないようになっていたりする。クリント・イーストウッドは老人になってからもこのフォーマットを使っているのでオールドで元気なジジイだぜと思うからまだ良い。
・リスベットからの寄り添いはちょっと違う~~と思った。これが解釈違いってやつか。 ・日付が超える頃合いに寝た。