・天気が良いのでコンビニを経由してから公園で読書していた。『暇と退屈の倫理学』を読み終えた。面白い。
・タイトル通りに暇と退屈についての論考で、これまでの退屈に関する議論を丁寧に紐解いていく展開がその明快さで読んでてほえぇ~~~となる面白さがある。後半はハイデガーの話をしているが、おそらくハイデガーの著作を直接読むよりもポップで身近で分かりやすいものになっていてアカデミックな内容を咀嚼して伝えてくれるコンテンツの最上級って感じだ。
・倫理学とも題されているので「どう生きるか」の話にもきちんとなっているのも良い。あれしろこれしろとは言わないが、自分の状態を分析できる視座が間違いなくある。ハイデガーの退屈の三形式を知るだけでも自分がどの状態にあってどうしたいのかを俯瞰で考える切っ掛けになりやすい気がした。三形式のところで退屈から自由へと接続するところはかなりスリリングで、TRIGGER制作のアニメか?って感じで良い。
・あと、考えること、分かることについても多少触れられていて、オモコロのみくのしんさんによる読書記事がなぜああも面白く感動してしまうかの要点を突いているような気がした。
・本を読んでて気づいたけど、連休中に近くの公園で読書するのは前もやっていたな。デジャブだ。屋外で読書すると蟻や蜘蛛がやってくる。
・読み終わったがまだ読もうの精神を発揮してマクドでドリンクを得た。積んでいた『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』を持ち出して読む。フロート系の飲料はこのフロートをどうしたらいいのか、正解が分からないまま飲んでるな。
・ブルシットジョブ、思ったより頭に入ってこず、これが文体のせいなのか、ブルシットジョブ後の語りを接種しすぎたせいなのかは分からない。自分の仕事はブルシットだ!と気づかせるセンセーショナルさが「もう今更」になってる段階で読むのはMCUのためにアイアンマンから見る、みたいなのに似ているかもしれない。面白いのだけど。
・デヴィッド・グレーバーは『負債論』が異常に面白すぎた気もする。ブルシットジョブは学術的になり過ぎず語っている印象があるけど、まあ読み進めようかな。
・ゲームをしたり運動量を稼ぐために1時間ぐらい歩いたりした。
・夜、『サマータイムレンダ』を見始める。友人にずっと前から進められていたのだけど小島秀夫が見始めたことが話題になっており、このタイミングで見始めるとなんか申し訳ねぇ~~~という気持ちをぶっちぎって見た。タイムループものっぽい伏線の散りばめ方に満足するような1話目だった。2話の途中で、その友人とDiscordで通話をし始めた。
・京都旅行の話やら鬼滅の刃やらをした。シンエヴァがちょっと微妙な大盛りの定食だとして、劇場版グリッドマンは特大ハンバーグだったという喩えを聞いたりした。分からん。