20240914──余韻を背負って

・6時半頃に起きた。飲酒してないとよく寝れる。当たり前。モンエナを飲みパンを食べる。

・グランドフェスをちゃんと見た。すごい。ライブ会場が3つあって本当に野外フェスって感じがする。物販や飲食店もしっかりと作り込まれていてこういうところに行きてぇ~ってなった。

・各会場を3アーティスト(シオカラーズ、テンタクルズ、すりみ連合)が順繰りに回っていくシステムらしい。回転が良くて曲も多いので見飽きない。ついつい記念にと思って写真をいっぱい撮る時間が生まれた。

・フェスの試合はいつもの感じなので普通にやった。

・昼前に家を出る。暑いので日傘は必須。十三で降りた。しばらく開場を待ってから『偶然と想像』を見た。おもろ~~~いな。評判だけは知ってたけど。

・濱口竜介監督作を『悪は存在しない』から見始めたぐらいなので作家性とかはあんまり分かってないけど見たら何となく分かってしまう。脚本もやっているのでセリフの緩急やちょっと外したことをあえて言う感じとかも含めてまとまっていて質量がデカい。

・全3話でそれぞれに思うところがちゃんと出る。共通しているのは「このひとなんかすごいこと言ってない!?」って瞬間かな。基本的には会話しかしない会話劇なのだけど、会話が重なることで登場人物からひとりの人間にシフトしていく感覚が面白い。人間って会話する生き物なんだな~ってなる。その会話も普段の生活のように自然なこともあればちょっと棒読みで浮世離れしている部分もある。その違和感の作用さえちゃんと計算されているんだろうなって。会話って面白いけど変だ。

・どんな映画も適当に作られてはいないだろうが「ちゃんとしている感」のひりつきが全体にある。

・個人的には第3話にちょっとびっくりした。映画はフィクションで、嘘のような本当っぽい演技しているだけに過ぎないことは知っている。それを一旦棚上げして笑ったり感動したりしているわけだけど3話目はその構造がまんま浮かび上がる。浮かび上がってなお嘘の演技を通して本当っぽいなにかを伝えている感じがあって泣きそうになった。嘘の嘘がひっくり返して真実に鳴っているような不思議な感じだっ。ちょっとコントみたいな展開をする落差もあるかもしれない。

・良いもの見たぜ~って気持ちになった。感想が出やすいのはやっぱり1話かな。どの話も恋だの愛だのといった内容を含んでいて普遍的かも知れないが分かりやすく共感しやすいテーマとして選ばれるんやなぁって気もする。

・余韻を背負って梅田まで歩いた。油断していて行けると思ったが出歩くには暑かった。短パンは灼熱って教訓を忘れていて足が燃えていた。

・KITTE大阪に行った。梅田のこの辺て本当に特定の用事がある人しかいかないと思っていた。何度か行ったことあるけど拡張DLCが入った感じで脳内マップがアップデートされていく。オープンしたてもあってか人は多い。ウロマガで見ていた舎鈴の茗荷冷やしラーメンを食べた。美味しくて暑さに効果がある。茗荷の味をちゃんとインプットできたかも。お店がちょっと狭くてカウンターでは食べづらいなとは思った。基本的にこの手の商業施設の一人あたりの席面積は小さく設計されている気がする。自分の横幅が多少大きいせいもあるが自分よりも大きい人も全然いるので何基準なんだと思う。

・食べて満足してそのへんで読書。汗を書きすぎたのでトイレで汗ふきシートを使ったがゴミ箱が無くて放浪した。バトラー入門は面白い。

・献血を予約していたので向かう。阪急の献血ルームは新しくなったようで綺麗さが増していた。事前問診に直前の食事の時間を答えるものがあるが、毎回何時間前だったかという回答をしてしまう。食べた時刻を書くのが合理的だと分かっているのになぜか献血時間からの相対的な時間を毎回書いてしまう。

・半袖半ズボンではちょっと寒かった。献血は無問題。今日は珍しく何ももらわずに終わった。やっぱりアイスが食べられたりする場所のほうが良さがある。

・帰宅。買い物へ。シャワー。

・グランドフェスを横目に日記を書く。

・通話。結局3時間くらいしていた。なんやかんや勝手にこっちが想像を膨らませていたのは正解で別段なにもなかった。平和に仲良く通話できて良い時間だったな。会話してなんぼやな。

・話の流れで来週の折坂悠太ライブのチケットを取った。