20230901──一切無言の成人男性がひとり

・なぜか寝起きが悪く、睡眠時間ほどに寝られていない。ポケモンスリープの記録も短いが、イベント期間なので下駄をはかせてもらっている。月は目視していない。

・ごみを捨ててモンエナを入手した。

・ながみくを聞く。イベントの裏話と優勝のあれそれかと思いきやアーカイブ配信期間があるのでお預けっぽい。それはそうと毎週ちゃんと気持ち悪いパートを入れ込んでくるのがすごい。

・ぴゃーと出社。打ち合わせは頷きながら関係ないとこは心あらずで聞き流した。

・最近のゲーマーはアーマードコアに夢中らしいがシリーズを通っていないので盛り上がりは分からない。シリーズ初期からなんか難しそうな雰囲気を受け取っており、兄たちが好きで遊んでいるゲームだなぁという印象のまま遊んでいない。

・来週はベセスダの新作『Starfiled』が出る。全然ゲーマーではなくなったので気分的な盛り上がりは皆無。けれど波には乗りたいので遊んでみるつもりでいる。幸いにもゲームパスにもやってくるらしいのでサブスク登録している意味が久々に出るかもしれない。

・見たい映画(オオカミの家、ウェス・アンダーソン新作、北野武)、見たいドラマ(ワンピース実写)、遊びたいゲーム(戦場のフーガ、Starfiled)、読みたい本(ミシェル・ウェルベック、多くの積読)。時間が足りない。

・タランティーノ好きの友人と脚本作『トゥルー・ロマンス』を見ようの回、をやろうという話になった。配信が無いらしくDVDレンタルだなとなったので、最寄のTSUTAYAに在庫があることをアプリで確認した。店舗に行くとあったので勢いで借りたのだけど日にちの話はしておらず、再来週の予定になった。瞬間的に借りた意味はなくなった。ついでにもう一つの脚本担当作『ナチュラルボーン・キラー』も借りたがこっちは見ていいんだろうかと聞けてない。

・髪を切った。毎回基本的に寝ているが、今日はなぜか寝れなかった。さほど広くない理容室なので隣席のフリートークがかなり明瞭に聞こえてしまう。理容室はパーソナリティでも何でもない普通の人のフリートークが聞ける謎の場所だ。居酒屋ではお酒が入っていて素でないし、カフェ等はたいてい友達/知人関係で利用される。髪を切ってくれる人っていう関係性のあいだで交わされる会話はちょっと特殊だ。おおむね世間話なのでめっちゃ面白いとかは無いが、聞いていていいんだろうか?と思うぐらいには個人的な話がされている。

・今日は標準語で話しつつも所々に大阪弁が混じるスポーツインストラクター、ドイツでサッカーのプロテストを受けようとしている高校生が居た。それと彼らの話を聞いてしまった一切無言の成人男性がひとり。そういう空間だった。

・『監督・ばんざい!』見た。すごい映画だった。面白いと面白くないの両方があり、後味はほぼ後者。

・キャリアとしては『座頭市』のあとにいろいろと思い悩んで作り始めた3部作がありその第2作目、とのこと。確かに映画の中に迷走がまざまざと刻まれている。

・前半は映画ジャンルのパロディが続くオムニバス形式、後半はこってこてのギャグコメディになっている。前半は意図が分かりやすく、映画あるある的な皮肉で出来ているので結構普通に見られた。小津安二郎のオマージュはあっても直接のパロディはあんまり見ない気がする。

・見ていてつらいのが後半部分で、ギャグとしてはこてこてだったり当時の時事性のあるネタが入っているので2023年に見るとキツい。110分ぐらいあるが、後半の体感時間の長さはすごかった。リアルタイムで見ても面白かったのかはあまり分からない。結構テレビ的な笑いの演出も多いので、映画のセッティングで見ているから余計に辛いのかもしれない。

・出演者はバラエティに富んでいてキャリアと人脈のなせる業っぽかった。中でも江守徹が好き勝手やる(やらされている)ところはわりとどうかしていて、雑コラのようなアニメーションが挿入されるがその悪ふざけ具合なんかはかなりキテいた。

・面白くない/冷める部分もそれなりにあるが後半の結婚の祝いでのダンスシーンは良かった。オモコロの動画コンテンツに通じる面白さがあってそこは最高だったかも。

・DVDには10分程度のインタビューが収録されていて、それを見るとなぜこういう映画なのかは納得できた。本人がキャリアをぶっ壊したい、というようなこと言っているので「反映画」的な作品になったんだなと。北野武の精神的な落ち込みも恐らくあり、急にアウトプットがこうなっているのはかなり心配されるだろうなって感じだ。それさえもコントロールしている風に見えなくもないが、ヤバい部分はヤバいものとして残っている。

・映画が観客のほうに向いていないのは確かで、キャリアのための映画だとすれば見て楽しいとか面白くないとか、ほかの映画と同じ評価軸には乗せられない規格外の作品かもしれない。