20230730──配信にない映画を見るやつ。

・『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』見た。ツタヤのレンタルで配信にない映画を見るやつ。良かった。

・史実との兼ね合いは調べてないが映画に関する映画のなかでは素直に見て良かったなと思える作品だった。映画人の伝記モノは前提知識が必要な場合が多く(『マンク』とかタランティーノのあれとか)、難しかったりするが本作はそうでもない。誰もが知っているあの作品の裏が描かれてへぇーと感心できたし、それにまつわる赤狩りの醜悪さがちゃんも描かれていた。

・主軸は映画業界ではあるものの家族、友人たちとの関係性の物語でもある。冷戦下での赤狩り(共産党関係者に対する圧力、差別)はかなり容赦なくというか、映画を見る限りは思想犯取り締まり!でしかなく嫌だ~~~と思うには十分だった。

・トランボ自身は体制に屈した経営者に解雇されたり友人に裏切られたりと散々な目に合うが、それに対して異様にもりもり仕事をしている。風呂に浸かりながら脚本をガンガン書いていく様子は本当らしく、その写真がエンドロールで出てきてもいる。酒を飲みタバコを吸いアンフェタミンを服用して膨大な仕事量をこなしていく様はすごく、なのに結構長生きっていうね。

・なんのためにそんなに張り切って仕事をするのか、後半から明かされていくわけだけど名前を奪われた尊厳を取り戻すという大目標があんまり理解されなかったり自分でも空回って家族崩壊しかけたりと一本道でないのもまた良い。こういう話だと「能年玲奈-のん問題」を思い出す。

・俳優のストなどにもトランボは関わっていたようで、ハリウッドでは現在進行中でストが行われていて不思議とタイミングが合っている。

・やっぱりブライアン・クランストンは年齢の割にというかハリウッド俳優の中でもちゃんと老けていて良い俳優だなと思う。調べるとトム・ハンクスと同い年らしい。

・昼、マクドの限定メニュー。ザク切りポテト&ビーフは美味しいと思います。ソースが良い。それを食べながらなんとなくMHWをやっていた。なんか知らないけどラスボスらしき風体と豪華な龍が出てきて、全然ぴんと来ないまま戦っていたが負けた。装備を全く気にしていないので何となくでは厳しいのかもしれない。

・夜になって外に出たが人通りが多い。何かと思ったら祭りがあったらしい。たしか小学校にテントなんかが張られていて、へぇ~と思って見ていた記憶ある。こちとら冷房の効いた部屋にこもってMHWをやっていたが。

・ゆるコンピュータ科学ラジオでプロジェクトヘイルメアリーを取り上げていた。忘れかけているので読み返そうとして本棚を探るが買ったのは電子版だった。よくよく見たら図書館で借りた本も電子版を買っているのを発見した。