20230703──セミが鳴き始めて、

・エアコンから水が出ても気にしない、って運用が始まったので朝から涼しく過ごした。よく地下鉄の通路で水漏れがある際にビニール袋をジョウロ状にテープで張り付けているさまを見るが、それを実装したら完成する気がする。

・ありスパ聞いた。昨夜からpowerwash simulatorが起動してからプレイできずにいたが、PCを再起動したら治った。たいていの問題ごとは再起動して直している。

・月曜なのでジャンプを読む。スマフォで読んでいるが、ブラウザよりも流し読みしやすいかもしれない。全然内容読めてない。五条先生が頑張っているのは読んだ。

・朝のちょうどいいタイミングでセミが鳴き始めて、早くない?ってなったな。フライング蝉。7月3日……だったら普通か?いやフライングだろう。

・打ち合わせで全然何のために出る必要性があるのか分らんな~~~という顔をしていた。

・『バッド・ガイズ』(字幕版)見た。良かった。

・狼男や蛇、蜘蛛、鮫、ピラニアの「バッド」な強盗集団が「グッド」になれるのか?って話をコミカルにやっている。ここでの「バッド」さは主人公たちの今までの行動(強盗)によるもので、そういった評判を得て当然である。けれどその構造を取り込んでバッドでなければならないと内面化してしまっていることに主軸が置かれていて、そういう見た目やステレオタイプによる心のわだかまりを解きほぐす話になっていて結構素直に良い。見た目、見られ方、内面、行動に関する物語だ。

・映画のルックは子供向けって感じなのだけどディズニー然りケモノ好きの人がフェティッシュを詰め込んでいてテーマもむしろ大人向けなだ。というか、ちゃんと脚本を数人で叩いて作る最近の方式で万人向けにブラッシュアップされていそうなやつ。映画では主に主人公ウルフと相棒スネークのコンビ的関係性にヒビが入っていく展開があり、最初からずっとブロマンス的だ。公開当時はそういう評判に惹かれたファンの感想を見ていた気がする。調べると原作ではこの二人は恋人同士らしく、納得。

・色んな小ネタやオマージュがあるが、あんまり子供は見ていないだろうオーシャンズやミッションインポッシブルシリーズっぽさを出したり、冒頭がほとんど『パルプ・フィクション』だったり、カーチェイスが『カリオストロの城』だったり、まあ色々ある。ストレートに「ジョージ・クルーニーするな」(うろ覚え)なセリフがあり、銀行強盗が男性的フェロモン全開でかっこよく決めるのを弄るといったシーンがある。面白い。

・見られ方について描かれるのは主人公だけでなく、悪役となるモルモットや知事の狐なんかも同様のテーマに沿って描かれている。その辺がきちんとしているな~と感心する。個人的には強盗団を捕まえようとするほとんど銭形警部な署長が女性なのが良かった。

・映像面ではコミカルさと音楽の使い方がハマっていてずっと楽しい。あえてfpsを落としてカクカクするのがスパイダーバース以降の流行っぽくてこの手法がどうなっていくのか気になる。3DCGが不気味の谷を越えられるようになってからはデフォルメしてなんぼの世界になっていて正しいなーと思う。

・閑話休題。

・ここ最近の興味が「笑い」になっているので書籍を探していた。いわゆる「お笑い」ではなく「笑い」の毒性というか差別性について知りたくなっている。笑いと差別は結構結びつきがあり、その手の研究もあった気がする。調べると心理学や哲学周りで関連本を見つけたのだけど最寄りの図書館には無いっぽい。県立図書館も使えなくはないが面倒くささがあるので買うか。でも、この手の興味って最大瞬間風速なのでいざ本が到着しても読まないがち、なんだよな。

・SNSにおける笑いの需要とか発生になるともっと角度の違う分野かもしれない。そっちだと、なぜ人は面白いことを言おうとするのか、について書いている本があればいいかも。Twitterはそういう引力が強い。

・あと関係ないけどあんまり落語を見たことなさそうな人がエピソードトークをしているときにかなり落語の形式になっていることがあり不思議に感じたことがある。それは落語に影響を受けた話法のテレビや芸人を見ていて間接的に影響を受けているのかもしれないが、意識せずにそれを選んでいるとしたら凄いことだ。車輪の再発明は突っ込みとして使われることが多いが、発明の営みを自然にやっていることがめっちゃ良いことだと思える。

・こういうおにぎりを求めている。