20230501──茶色の鳩もいる。

・5時頃に起きた。お腹がゴロゴロ言っており暑い→寒い→暑いを繰り返してなんだかよく寝れていない気がする。

・用事を決めていないので決めた。ファーストデイと京都の組み合わせ(ニンテンドー!)なのでマリオの映画を見に行くことにした。京都の朝の地下鉄に揉まれて映画館へ。

・チュリトスを頼んだら正しく隣でチュリトスを注文している人がいてコンマの差で売り切れた。しかたなくアイスクリームを食べた。トルコ風とは言わないけど結構伸びるタイプだった。

・『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』見た。こういうので良いんです。INTERNETだと感想に対する感想が全面戦争化していてダルい。マリオというIPをフル活用して楽しい映画を作ろうという気概が感じられるし達成できていると思う。ファミリームービーでなくブラザームービーなのはマリオブラザーズでしか出来ない。小ネタがたくさんだけど、ウルトラマンみたいな元ネタありそう~~~な推測はあまりせずに済む。万事が全部原作ありきなので、どこまでがどうなのかはむしろ切りがなくなる。マリオといえば2Dスクロールの画面表示だけど、それを映画に落とし込む回答はたぶんコレしか無い気がする。映像的にもストーリー的にも。クッパ姫以外のすべてがここにある、かも。

・かっこいいピーチ姫、面白くて馬鹿っぽいけど悪役のクッパ、案内役でノリの良いキノピオ、などキャラクターとして良いなと思うことのほうが多かった。とくにクッパは、たしかにこういう感じだよね!って感じを思い出す感じがあり一番好きかもしれない。クッパにピアノ弾き語りさせたのはかなり最高。

・映画を見てから京都芸術センターへ。KYOTO GRAPHIEのやっている写真展などが無料で見られたので見た。

・展示の一つにマッチングアプリに関するものがあって良かった。

・ビリヤニを食べた。開店からちょっと遅めに行くと店数ぴったりぐらいに人が入っていてやや待った。注文を迷ってしまい時間がかかった。初めての店でトッピングを入れるかどうか問題はややあって、多分この店はトッピングを入れてビリヤニの複雑さを増したほうが正解なのだろうけど選択麻痺に陥ったので全部スルーしてしまった。単なる合掛けになったが美味しく食べた。

・歩いているとスタバに吸い込まれた。スタバのメニューに慣れてないので決めきれず、すでに知っているメロンフラペチーノをまた頼んでしまった。サイズとかカスタマイズとかあってないようなものなので既知のもの、前例に流れてしまうよくなさがある気がする。あとこの店舗、神社に隣接していて京都らしい(?)苔っぽい小庭を設置していて偶然入ったにしては観光らしいことを出来てよかった。

・『暇と退屈の倫理学』を読んでいた。出版が2011年らしく、思っていたよりも古くてちょっとびっくりした。タイトルを知ってから何年経っただろうか。小難しいかと思いきやそうでもなく、哲学的な前知識がなくても読める。マーダーボット・ダイアリーとちょっと接続するかもしれない論点っぽいな、と思って並行読書の良さが出ている。

・京都には茶色の鳩もいる。

・白山湯に行った。雨が振りそうだったが入店手前で降り出して間に合った。傘を持っていないので。タオルも持っていないので2枚借りた。

・サウナに興味が無いのに行くところではないかもしれない。とにかく人が多く、サウナに至っては列ができていた。私は湯船にしか興味が無いので結局いかなかった。それでも外気浴ができるのと露天風呂のセットが良くて、最後の方はずっとそこにいた。あと異様に熱い湯船があるのも良かった。湯船の数もサイズも大きくないが、人の密度だけは超人気なので釣り合ってなさすぎており、脱衣所がめっちゃ混んでいたりもした。これはスリーマンセルやツーマンセルの旅行客が多いからだろうなと推測した。

・話し声が完全に天龍源一郎のおじいちゃんがおり、毎日来る常連客らしい。なにか他のお客とも話していたが、扇風機にあたっていると脱衣所のベンチがめっちゃ汚いわ~的なことを話しかけられて返しようがなくニコニコしてやり過ごした。タオルを返却すると100円帰ってくるシステムで得した気分。店を出ると雨が降ってた。露天風呂で雨が止みそうなのを確認したけどまだっぽい。パーカーのフードを被って雨宿り用のカフェに入ろうとするも閉店が1時間以内だったので電車へ。

・目的の店までだらだら歩いて行った。雨はぽつぽつ降っていたがフード被ってた。店につくと二人ほど並んでいたが連れを待っているらしく、先に入るように促された。入り口すぐのカウンターしか空いておらず、隣の客の荷物をどけてもらい着席した。目の前にレジがあり、続々とカウンター客が会計をしていくので他人の勘定が嫌でもキャッチできる位置にいた。隣の客は2000円ぐらい食べていたらしく、すげぇ食うじゃんって思った。隣が空いたのでそっちに移動させてもらい、餃子を頬張った。

・店頭で販売もしていて結構そこに買いに来る人は多かった。餃子は美味しかったが、ちゃんと外食の餃子を食べると冷凍餃子の進化っぷりが分かってしまい、普通とは逆の順番ですごいな~と思ってしまった。

・まだ食べられるので歩いてラーメン屋へ。店の前を黒猫が走っているなと思ったら猫が向かう先にいたおっちゃんが「ねこちゃん、ねこちゃ~~~ん」と発していて野生の鶴見中尉か?となった。カウンターだけの店に吸い込まれ、またしても入口近くの端の席へ。醤油にネギ多いめのトッピングを頼んだ。ここ、美味しかった。ネギの下にチャーシューが入っているが、7枚ぐらい入っており(もっと?)チャーシュー麺かと疑ったぐらい。変化球のないはずの素直な醤油ラーメンなのだけど妙に美味くて近所にほしいのはこういう店かもしれない。配膳から会計までおばちゃんがワンマンでやっていたのだけど、ちゃきっと元気にやっていて気持ちよく食事できた。備え付けの辛味噌も味変化になって良かったな。

・満腹状態でぷらっとあるきながらビール片手に伏見稲荷へ。途中、橋の上のバス停で高校生が地面に座りながらスマフォをいじっていて良かった。あと鳥も見た。

・夜の伏見稲荷は面白いのだけど、順路は不明瞭かつ飲酒状態での上り下りは大変なのでささっと帰ってしまった。一応、お参りと称して財布の小銭を処分した。神社でのお参りってポーズとしては身についているのだけどお願いすることがよく分かってないので内心が「無」の状態で終わってしまう。

・ビールを再度確保してホテルへ。なぜか東京リベンジャーズの映画を途中まで見て値落ちした。