・眠い朝。布団の中でジャンプを読もうとするが、先週号をぼんやり読んでいたので読み返す。読み切りがよかった。新連載はあんまり追う気力なし。
・『ルリドラゴン』が再開していた。1巻が大変売れているらしいが読み返していないのでぬるりと前回の続きが始まっていて戸惑う。止まっていた時間が動き出した感が強く、週間連載のリアルタイムさを逆に感じ取った。
・ちゃんと読んでなくても『ONE PIECE』がなんかすごいことになっているな~と思えるのがすごい。巨大化してコマにひしめくキャラクターと世界でこういう感じになれる漫画ってそうそうない。
・ありスパはお便り特集でかなり良かった。いいエピソードが多いし笑う。
・体が重いな~と思ったらちゃんと重くなっていて体積とは裏腹にへこむ。
・出社。午前中はトラブル対応に追われていたら終わった。
・帰路。無印良品にハンドクリームを探しに行く。店内をうろつくも全然見つけられなくて棚の下のほうにそれっぽいものを見つけた。無香料でプレーンなどうでもよさげなものを探していたが無いらしく「3種の植物オイル」を冠したものを買った。なにが3種なのか一切謎のまま使っている。なんか良さげな香りな、無印良品らしい匂いがする。
・積読置き場になっている机を整理。友人から貰った紅茶を飲みながら読書。あんまり飲みなれないので鼻腔が刺激される。『終わりの感覚』を読み終えた。過去に読んだけど本当に全部忘れていて最後のオチに普通に驚いてしまった。良い小説だった。
・オチを例えるとネタバレになる危険性があるけどやる。いうなれば昔に書いて忘れた酷いネタツイートが40年後にやってきてうわ~~~~ってなる、というやつだ。やっていることはもっと根深く壮大なのだけどそこの構造が上手いこと組み上げられていて、くぅ~~~~~ってなれる。
・言ってみれば「呪い」に関する物語であるが、終盤に「分かっている」がキーになってくる。何かのことを「分かっている」と言う人って往々にして分かってないよね、がまざまざと描かれていてそこが結構グロテスクだ。しかも親近感がある。
・理解していますよ~、共感していますよ~という立場の表明は良いものとされている。けれどその言葉に対して内実の伴なっていないことによる加害性や暴力性は、表面上のギャップも相まって相当嫌なものに感じる。直接的な攻撃でなく連帯でこそあるが嘘で漂白されている。例えばガザにしろ能登半島にしろ、複雑なその立場のことはその当人たちしか分かりえないことである。あるいは当人ですら理解していないこともある。それを他人が勝手に「分かる」ことは不可能だ。そこに立ち入るのは傲岸不遜ともいえる。
・もちろん共感や賛同はあってしかるべきなのだけど、「分かっている」と言われることの腹の立ちようはなんだか複雑だ。それが自己欺瞞ですらないというか、端的に嘘なのに嘘と自覚していない様が余計に腹立たしく感じる要因なんだろうな。
・ニュースに対するコメントとして「考えさせられました」があるけれど、それに対するモヤモヤとも近い気がする。
・本作の主人公は男性なのだけど、この「分かっている」と言ってしまう感じは男性っぽいなと感じた。総じて社会でそういうことを言っているのはおじさんだから、だろうか。人生における恋愛や結婚を描いている側面もあり、男女の違いといったフォーカスもある。配慮しているようで配慮できていない、人間関係の重心の違いが男女のステレオタイプ的ながらも「ぽさ」があった。
・爽快さとは無縁ながら文学らしさがあってズドンと重いもの読めたな~と感じ入った。
・買ったまま読んでない音楽雑誌とかを流し読みした。音楽雑誌には音楽雑誌特有の語彙がある。違うようで同じというか、多感なころにそれらを通ってないので新鮮さがまだある。雑誌そのものも不慣れなので開くたびに「こんなに分量が!?」とびっくりする。全然読む気にならずにジャケットだけで気になったものをSpotifyで探して保存した。
・新しい音楽を知りたい気持ちはあるけれど、やっぱりシングルでなくアルバムを知りたいという時代遅れの感性がまだある。
・読了してから本を返しに行く。BGMはJing Dogg。チーム友達って過去の音源で言ってるな。ついでに買い物。厚揚げを買いがち。
・帰宅してから運動。ふっくらすずめクラブを大画面にして2窓でやる。20分を超えて軽く汗ばんで終了。
・豆腐、納豆、厚揚げ、大根サラダなどが入ったでかいサラダを食べた。ダンジョン飯を見たりして早めに就寝。ジンをソルティライチで割って飲んでいたが多分よくない。地味に頭痛のまま寝た。