20231201──デカい低音が鳴り響くとそれだけで

・寝起きが悪く、寝たり起きたりをしていた気がする。あきらめて時計を見ると5時45分ごろだった。暖房をつけて時間経過を待つ。
・ながみく∞を聞く。タイトルが変わっても内容は変わってない。というか短くない?とは思っている。

・コンビニへ。迷った末にモンエナを買ってしまった。あとベースブレッド。

・『祓除』を見た。金曜日の朝に。

・何を見せられているんだ?と始終なっていた。生放送、観客を入れての収録ということの緊張感がまずある。この番組を成立させているのはよしぴよさんなのだけどその素人っぽさというか、整えられたテレビ番組ではまずメインには据えないだろうなという人感が誰にとっても初めてすぎる。そこに戸惑う人がかなりの割合いるのは間違ってないと思うし、そこへ奇妙な感触の映像が追い打ちをかけてくる。怖い/面白い/不気味がブレンドされた、希少な感覚にどうしてもなってしまう。車のやつとかもう、ウケちゃうもんな。

・観客を呪うようなホラー作品はたくさんあるけれど、『祓除』はモキュメンタリーの体は理解していてもなんかそれを撥ねつけにくい強度がある。これは
よしぴよさんを含めてその態度が首尾一貫していることに由来する。コメディには「客を笑わすには演者が笑わないこと」が要求されるがホラーにも通じるところがある。制作側がそのボロを出さない限りはマジのように見えるし、なにをマジにやってんのっていう突込みは無粋になる。
・それを強く思うの番組の終わり方だ。起承転結とかオチとかを度外視した、儀式をやりましたで完結してしまうのですごい。見た人のどんな突っ込みも無効化してしまう大きな仕掛けと構造に取り込まれてしまうしかない。

・それにしてもアナウンサーの人は大変だなぁと思って見ていた。事後番組を見ないとな。

・番組を横目に中トロラジオのグッズを買ったりした。コップ不足なので二つ買った。会社員には賞与とかいうものがあるらしい。奇しくも振込日は本日だ。アパレルとグラスは同時に購入できないらしく(たぶん請負先の工場が違う)、トートバッグの送料を惜しんで犬が描かれたスウェットなんかをついでに買った。 

・めちゃくちゃ時間がぎりぎりになって急いで出社。

・大阪万博のチケットが販売開始しているらしい。イベントとしてはあんまり興味がないというか、万博それ自体が何なのかよく分かってない。国家規模のコミケだとでも思えばいいのか。

・催し物としてよりすげーデカい予算を投じたプロジェクトがどうなってしまうのか、を見届けたい気持ちのほうがあるかもしれない。万博における政治と金の話は枚挙にいとまがなく、でっかい木の輪を「(予算も見た目も)でっけぇ~」と現地で見ている様子は面白い気がする。 

・なんとか史、に残るようなイベントに立ち会えることってそんなにない。例えばオリンピック/万博ぐらいだろうか。日本の文化史として教科書の一文には当然書かれるだろうが、ごたごたとわちゃわちゃで一筋縄では完遂できない日本の社会的な結果を直に体験する価値はあるように思う。

・すでにケチがついてしまっている巨額プロジェクトで、関係者の心情を考えると大変なのだけ(建築や交通規制諸々)外野としての立ち位置は物見遊山の皮肉な客。になってしまうな。

 ・それにしても夢洲ってネーミングはすごい。

・別にやらんでもええ仕事に熱中してしまい帰宅。

・『新地域』に行く。ライブ前の腹ごしらえとして混ぜそばを食べた。

・意外に時間をもて余したので近くを徘徊。寒いが体が温まる。

・socoreについたら並んでいた。前に来たのがパソコン音楽クラブのリリパで4年前らしい。入場してからタバコを吸う。なんとなく買ったけど時間を潰すためだけだ。健康を墓地に送り居場所を召喚。

・事前に聞いてみたりしていたがライブアクトはあんまり前情報無く見たが、全然杞憂で楽しかった。やっぱりデカい低音が鳴り響くとそれだけで体が動く。

・Tsudio Studio、途中でスクリューがなり始めたところでウケたし良かった。

・SNJO、歌もラップもするけれどトラックの作り込みというか、面白い音を鳴らしてかつカッコいい感じがだいぶ良かった。低音の鳴りで持っていかれたし、リズム(ドラム)の溜めが気持ちよかった。

・オリーブがある、編成がシンガーとドラムだったの驚いたしドラムがずっとソロでなおびっくり。バックトラックを流しつつ機械的なドラムパターンと思いきや人力で叩きまくる技術と力技でめっちゃ凄かった。

・ちぷざ、音源はオートチューン気味なのでその印象と違ってシンプルに歌がめっちゃ上手くね?となった。MCがゆるい雰囲気なのに曲が始まるとがっつり世界観が前に出てくるし仕草に貫禄がある。ビートの雰囲気がどこか和風で、他のアクトとは違うのりになる瞬間が会って面白かった。音頭というかソーラン節みたいなビート感があった。

・と、ここまでみてwai wai musicresortは体調が途中で悪くなり、どうしようもないので帰路に向かった。タバコを3本ぐらい吸ったり、食べ慣れないまぜそばの炭水化物を消化したり、動きまくったりしていたのが重なったのだと思う。帰路の電車もかなりグロッキーな状態で座っていた。アルコールをセーブしていたがまあええやろの気持ちでハイネケンを1本だけ飲んでいたが、気持ちはシラフなのに体調だけは急性アル中みたいな感じであった。電車を降りて歩いていくうちに回復したが。

・シャワーを浴びてカロリーを摂取していたら普通に寝れた。

・なんも知らん音楽イベントに行って楽しめるかどうかはだいぶリスキーだと思うが、今日は大当たりだったと思う。アクトを知らないので新鮮な気持ちで見ているのが多い。こういうイベントにあんまり行き成れてないので、フロアで見かけるこの人、演者だったんだ!が数回あって印象に残ったりした。演者も楽しんでいる感じのイベントの良さって多分ある。