20240217──紆余紆余紆余紆余紆余紆余曲折曲折

・たっぷり寝ようとしたけど、普通に起きる。それでも7時過ぎ。モンゴルナイトフィーバーを聴きながらコンビニへ行ってモンエナを得る。高いおにぎりを気にせず買う。イクラのおにぎりをかいがち。

・パソコンを開かず、サイバーパンクを進める。

・時間が来たので電車へ。脱毛の日である。

・もう何度も来ているのだけども、毎回新鮮に痛みを感じる。と言うか思い出す。頭の上にでっかいなぜ?の文字が浮かぶ。そして、いつも想定より早い時間に終わることも思い出す。次回の予約を入れ、放心状態で外に行く。歩いていたらジュンク堂にたどり着いた。新刊の棚を見ながら方法と言いながら。大阪の生活士が10冊ほど置かれていてすげー分厚さだなあと思った。

・友達が来たそうなので、待ち合わせ場所へ。お土産というかバレンタインデー的な。何かのお菓子をもらう。ありがたいけどありがとう」っていう気持ちをその場で言うの苦手すぎる。大事に食べます。

・食べたいものがあんまりないので、話し合いながらうろうろする。とりあえずあっちの方に行くかと言って徘徊。なんとなく喫茶店があったので、パフェを食べるというのを定めて、そこにした。オムライスとかを食べた。パフェも食べた。2時間ぐらい話して映画館へ。

・『ボーはおそれている』を見た。めちゃくちゃ疲れた。3時間ずっと「なに???」となっていた。

・過去作に連なって家族関係が物語的なテーマとして通底しているっぽいのだけどそれらを考える前に色々がありすぎる。狂っているのは自分か世界かって感じだけどその実どっちでもよいしどちらでもある。起こったら嫌なこと大喜利でもあって、そこに応えてくれて笑ってしまう時もあった。長い時間かけて出てくるのがそれかい!!!って面白がある。それでも3時間は長すぎるし、途中は結構つまらなくて不必要な場面(元気)が続いていた。

・序盤のパンチが効いたシーンの連続がやっぱり強い。中後編はシチュエーションが濃く出ているのでそこだけ切り出されても成立しそうだった。

・ストーリーは「母親が亡くなったので葬式のために帰省する」とシンプルながらも紆余曲折しまくる。紆余紆余紆余紆余紆余紆余曲折曲折ぐらいする。 場面転換が主人公の気絶で行われるのはもはやそういうギャグなんだろうけど関節が多くて捉えどころが無い。

・なにをどう思えと?が基本的な感想になる。考察やら解釈やらができる余地はあると思うが、映画体験の迫力が大きいので個人的にそこは捨てていい気がする。たぶんこの映画は映画館で一生に一度見ておけば十分に思える。深遠なテーマとかあんまり受け取りたくない。怪作/奇作というか、「また阿保なものをつくりましたね」(四畳半神話大系)なバイブスで受け取った。

・長くてつまらなくはあるが、長くてつまらないことに意味があるような気がしている。ある種の人生観がそこにはあって、生きていくうえで身の回りに起こることが整理できずに慌てているうちになんか過ぎていく、その感じがデフォルメされている。

・観客をこういう気持ちにしよう!って目的は達成できているとは思う。アーティスティックで気の利いた趣味の悪いドキュメンタルみたいな映画なんだよな。

・それはそうと隣席の客がずっとポップコーンをCMみたいな良い音で食べるタイプの人で最悪(最高)だった。映画の内容が内容なだけに、映画が現実化したのかと思ってびっくりした。うるさくて指で耳栓をしていたけれど途中からは半ば許容していた。量の多い映画館のポップコーンをちゃんと一人で平らげていて感心した。アリ・アスターをポップコンムービーとして見る度量はすごい。いちばん怖いかもしれない。

・疲れ切ったまま徘徊。グランフロントまで行って疲れたねーと言い合った。脱毛後は飲酒不可なので解散。

・帰宅。食欲がないので買い物はしたけれど何も食べずに早めに寝た。22時半前ぐらい。