・睡眠時間だけは立派なのだけど全然眠い。まだ5時ぐらいだろうと思ったら6時半だったので諦めて起きた。
・匿名ラジオを聞いた。よくクッパ城が出てくるラジオだな。
・朝は『Starfiled』を遊ぶ時間になっているが時間が全然足りない。困っているのがベセスダゲーによくある重量制限との戦いだ。おそらく調べれば使い勝手の良い管理方法があるんだろう。船の改造とか拠点の利用とか。そこを手探りでやりたいので時間がかかっている。
・寄り道するとキリがないのでメインクエストばかりをやっている。めちゃくちゃ面白いゲームか?と聞かれたら返事に困るゲームではある。プレイヤーのやってることは昔ながらのお使いミッションの連続だ。そこさほど変わらないのだけど世界があまりにも広大なので飽きない、ってのが根本かもしれない。何もない広さと拾わなくてもいいアイテムが無数に落ちている密度を行ったり来たりする。違う星に行けばきちんと違う街や人が配置されて、そういうのがたくさんある。知っているようで知らない場所ばかりだし、落ちているアイテムを選別したりしているうちに時間だけが過ぎる。すごいゲームだ。
・キャラメイクの時に何げなく両親がいる(自動的に仕送りが発生して所持金が減る)設定にした。あんまり意味がないだろうと思っていたが、そんなことなかった。
・両親の住居に行くタスクがあり、行ってみるともちろん両親がいる。そこで自分がこういう状況にあって~と説明したり、父親が定年退職したことを知ったりする。そのあと普通にメインミッションで別の惑星に行くとなんと両親がいたりする。しかも違法ドラッグが蔓延している街のダンスクラブにだ。話しかけると旅行だなんだと言うのだけど「こんなところでなにしているんだ?」「いや仕事だけどこっちのセリフだよ!」みたいなことになっている。もしかしてこの特性って両親がいたるところに出没する特性なんじゃないかと気づき始めた。
・主人公は宇宙の神秘を探求するコンステレーションという結社に所属している。秘密基地とまで言わないがなぜかその施設に両親が来ており、ほかのメンバーと会話していたりもする。授業参観とかでなく職場に両親が来て「息子がお世話なっております……」なんて感じで来ている。これがすごい。宇宙を冒険するスケールの大きいゲームなのに両親への「なんで来てんだよ!!」を生み出していてめっちゃ面白い。
・audibleは引き続き聞いている。『キリンに雷が落ちてどうする』の「幽霊」、おもしろ。
・audibleを聞きながらのStarfiledはいいかもしれない。が、Starfiledのシップビルダー(宇宙船改造)の動かしにくさ/分かりにくさにストレスが溜まりウワーーってなった。貨物容量を増やしたいだけなのに1時間くらいかけてなんもわからん~~~となって放り投げた。
・めちゃくちゃにイラついたので散歩に行った。よくできたオープンワールドゲームみたいな看板を見つけたので機嫌は戻った。
・前方に人がいて、川に向けて何かを投げ捨てていた。なんだなんだと思っていたら自分の進行方向と同じ向きで歩き始めたので自然とその人を観察することになった。まだ21時にもなっていないのだけど完全に千鳥足だった。年齢は若そうで、服装からも大学生ぐらいと予想した。覚束ない足で歩いていて人は酔うとこうなるのだな、たしかGTAⅣで酔っぱらうとこんな感じになるな、とか思った。
・酔っていても信号を守る意識はある。その信号で距離が開いてかなり前方に行ってしまったのだけど遠目にも急に走り出していく様子が確認でき、なんか凄かった。
・引き続き『キリンに雷が落ちてどうする』を聞いていた。そのなかにミルクボーイの「〇〇と違うか?」構造でミステリあるある言い続ける一遍がある。ミルクボーイのネタを直接見たことがないので多分これがそのネタに最も接近した体験になるかもしれない。数年前にTwitterで構文として流行していた為、漫才を見ずにしてネタを知っていたわけだ。これがあれか!となったが全然本人ではないので驚きが間違っている。
・それにしてもこういうのをちゃんと漫才に聞こえるように話し分けていてナレーターは大変だ。朗読の仕事かと思ったらパロディ漫才をやるわけだから。
・身の回りにアーモンド効果が少ないのでスジャータのアーモンドミルクを飲んでいたりしたが、調べるとアーモンド効果には1Lサイズがあるらしい。でっか。美味くてすぐに飲み干しカロリー過多になりそう。
・探すと見つかるもので、何度も行っているスーパーでも死角はある。でかい。
・露天基地というポッドキャストが目に入ったので聞いてみた。恋愛と結婚の話だった。若者っぽい!と思ってしまった。実際若いが、年齢はさほど離れていないのに。
・「恋愛は結婚なのか?」って問いが投げられているが字義通りの回答はNO、違うとなる。恋愛は行為や状態であって結婚は制度上の契約だ。ここで言われているのは「結婚のために恋愛をしている(つまり恋愛=結婚)けどみんなどう?」だろう。この回答は個々によって違うので正解はない。
・そういうことを書いている本がある。『現代日本の若者はいかに「恋愛」しているのか』だ。うろ覚えだけど年齢によって恋愛と結婚の比重が変わることが書かれていた。20代前半までは恋愛のために恋愛をしており、30代を目前とすると結婚のための恋愛にフェーズが変移する。これは外圧の影響(両親、友人、職場)や出産適齢期なんかを見越しているんだろうなと動機が想像しやすく、体感としても納得できる。
・ロマンティック・ラブ・イデオロギー、ロマンティック・マリッジ・イデオロギーと呼ばれるものがある。恋愛/結婚/性が結びついているのが前者で、結びついているがゆえに恋愛のみが全面化する。恋愛してりゃ結婚もついているわけだ。
・後者は、結婚のためには恋愛が必要だとする立場だ。結婚が主目的で、そこから恋愛が導き出されるため似ているようでも矢印の向きは逆だ。
・ポッドキャストでは「恋愛をしたい相手と結婚したい相手が違う」が交差するのでややこしくなっているように思う。この差異は物差しが二つあるから生まれている。ドキドキワクワクする相手との恋愛は主観的なもので、社会的ステータスや情動の安定は相手に依存した客観的なものだ。物差しが二つあるダブルバインドな状態はストレスになるし、どちらか片方しか成立しない(のかな?)。自らにとっての幸福は前者なんだろうけども社会的に良しとされていること(収入やら実家)にも幸福が見いだせるので二つの未来を思い描けてしまう。
・こういうことはよくある。たとえば子供はなりたい職業を持っているが、両親は大学へ進学させたい。といった対立だ。外と内の利害関係は簡単に対立する。ナチスドイツの支配下ではユダヤ人を差別しなくてはいけないが目の前の人を助けたいという気持ちは裏切れない、といったドラマが『イングロリアス・バスターズ』の冒頭にあるのを思い出す。
・話を聞いているとおそらく結婚はこうあるべき!が強い気がする。あと結婚したら恋愛の状態が失われるということが暗に語られているが、個人的にはそこがよくわからない。結婚したとて相手にドキドキワクワクしつづけるかは自身のアンテナ次第だ。それを恐れるのは愛する人を求めているのでなく、適度な外部刺激が欲しい別の欲求な気がする。
・結婚しないのに付き合っている(恋愛している)意味あるのか?という問いも、恋愛こそが目的だったり結婚の要件定義が済んでいない人にはあんまりピンと来ない質問だろう。たとえ明日死ぬことが決まっていても月見バーガーが食べたければ食べるし、うどんが食べたければ食べる。とはいえ何時死ぬかは分からないので当座は食べたいものを食べるしかない、みたいな。
・今まで他人と付き合っていない人が怖い、という話もされていて実感から乖離があって興味深い。
・滔々と知ったような単語を並べて分かったようなことを書いている私よりもずっと当事者として良い話をしている。結婚なんて制度だし家父長制の権化だ、ぐらいに捉えている私からは絶対出てこない。
・結局は結婚とは何か?ということなんだろうけど、世間的に語られている結婚の関係性は結局は他人の物なので、パートナーとの生活/関係性は自分たちだけのものだ。外部情報をもとにどうするか考えたりして唯一無二の関係性を築くのが恋愛であり結婚だろう。おそらくこれは私が挙げられる数少ない理想形な気がする。
・なお私は『ハッピーマニア』未読。
・ふっくらすずめクラブなんかを見たりして寝た。