20230919──1時間くらい溶けた

・かなり早めに起きた。腕時計が止まっているのでポケモンスリープで時間を確認した。5時過ぎだった。

・寝られないので『ヒトはなぜ笑うか』をちまちま読んだ。なぜくすぐりが面白いのか?の話があった。夢遊東京の中トロラジオゲスト回では下ネタについて議論されていたが、くすぐりの話も一部あったな。そういえば。

・くすぐりが笑える理由の考察として、くすぐりの生物学的機能と齟齬、予測不可能性が挙げられていた。くすぐりには寝ているときに皮膚の近くを虫やネズミが通るのを感知する機能性がある。身の安全を守るためにそういう感知システムが出来上がっているとしたら、くすぐりはある種の攻撃と言える。なのでくすぐりは本来、負の知覚になる。

・けれど現代でのくすぐり(こしょこしょ)は攻撃ではなく遊びだ。攻撃でないと自覚するまでもなく気づいてしまう。この、攻撃ではない遊びだ!という部分に本能的な信念の誤検出があって、ユーモアの下地になるとのこと。また自分で自分をくすぐっても基本的には笑えない。これは手の動きから皮膚の感覚を勝手に脳が予測してしまうからだ。他人の動きは予測不可能なので未来予知ができず、無防備に感知してしまうのも笑いの助けになるらしい。

・誰もいない暗闇で人間ではない存在にいきなりくすぐられたら面白くないだろう、と書いていて説得力がある。

・たとえば宇宙人にさらわれた人が人体実験と称してくすぐりを受けるコメディな場面は思いつくし見たことあるような気がするが、そのときに笑っているのは誤っているのだろうか。この理論からすると笑わないのが正しく、マジのエイリアンだとすると命の危険が優先して笑わなさそうだな。

・他人がくすぐってくるのにも「心の理論」があり、普通だとやらないことをやっているから(攻撃でなく遊び)三人称でもあるらしい。笑いにおける「心の理論」は結構強力というか、擬人化によって解釈して笑っているものが存外多い気がする。主に動物の動画なんかは基本的に擬人化によって愉快さを感じているように見える。犬や猫は人間のように考えていないのだろうけど自然と「考えているだろうと考えたこと」を投射している。

・コンビニへ行ってモンエナとおにぎりを手に入れた。

・ゆる民俗学ラジオの「中国の死神」を聞いたり配信されている漫画雑誌を思い出したように読んだ。

・いない人、ハードカバーの中身を切り抜いて財布代わりにしている人。

・『宇宙考古学の冒険 古代遺跡は人工衛星で探し出せ』の冒頭を読んだ。衛星画像から遺跡を探し出す分野が宇宙考古学らしく、テクノロジーで新しい学問分野を切り開いている学者による本。結構サービス精神がある本っぽく、分かりやすくて面白そうだ。

・考古学者になるきっかけのひとつに『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が挙げられていて、TED出演の際にハリソン・フォードと会って感動したエピソードなんかがあってめちゃくちゃ良い。

・保険の見積もりを出したら肩書から宇宙に行くと思われて保険料がめっちゃ高くなっていた、という面白エピソードも最初からあって期待できる。

・フィットボクシングをしながら音声放送を聞いた。ディズニシーに行った回。

・中トロラジオの切り抜きにようやく取り掛かる。音声の切り抜きは大体決まっているというか、あの『東京最低最悪最高!』の感想回なので本当はめちゃくちゃ難しい。感想が煮詰まっていくのは面白いが、短いフレーズに落とし込むことが出来ない。時間をかければできるかもしれないがそこまでやれないので妥協でとりあえず作った。

・次は動画、かと思いきやソフトの動作が重いので解消しようとあれこれしてたら時間が無くなっていた。みんな大好きaviutlをなんとなく使っているがほとんどレガシーなのでよくないと思う。よくないが乗り換え先を検討するのも手間なので使い続けている。買うのも大仰だし、Twitterが有料化する話もあるので動画作りを急にやめることもありうる。

・aviutlはわりかし色んなことが出来るのだけどプラグインやパッチをあれこれ入れてカスタマイズする必要がある。あと最新のこのバージョンはバグがあるので推奨されるのはこっち、なんてこともあるので結構面倒くさい。

・そんなこんなで手当てしていなかった部分をあれこれしてたら1時間くらい溶けた気がする。火曜の夜に取り掛かって音声が出来ていたらまあ早いほうだけど、進捗としては30%ぐらいなんだよな。

・23時ごろにポケモンスリープをつけて寝た。