・ポケモンスリープは継続している。新しい島に行きたい。
・スプラトゥーン3の一周年フェスが始まっていたのでちまちまプレイ。マンタロー派閥として戦う。
・しばらくしたのち映画館へ。一本は決まっていたので間を埋めるために無理やりもう一本を選んだ。ホラー映画『禁じられた遊び』を見た。見なくてよかったかもしれない。
・日本のホラー(Jホラー)映画らしさを全体的にとりあえず抑えてはいるものの、それがよくあるやつ/ありそうなやつの範疇を出ておらず新鮮味は皆無だった。主演が橋本環奈と重岡大毅で、若者が見に行くように誂えられたデートムービーってこういうやつ!となっていた。フィクションに出てくるデートムービー(ホラー)そのものだった。
・ファーストサマーウイカ、シソンヌ長谷川の出演なんかも話題らしいが、かろうじて映画出演作を見ている橋本環奈しか知らない私にはプラス情報になっていなかった。
・適度に緩く、適度に怖いみたいな感じのみで構成されていた。目が大きい役者はホラーに向いていると思っていたが、橋本環奈はそうではないらしいのが発見だった。ホラーは怖いものが直接映し出されるよりも、怖いものを怖がっている人の顔にこそ怖さを感じるポイントがある。橋本環奈の驚き/怖がる表情は散々コメディ映画でやっているだけあってもはやちょっと面白いため、シリアス度は下がっていく。表情がアップで写されるたびに怖がっていいのか分からなくなる映画だ。
・怖いんだかユーモラスなんだか、みたいな場面は多い。特に後半では恐怖の象徴である怨霊が物理的な存在になって襲ってくるが、全身タイツの人間にしか見えない。フレームレートを落とす演出や構図も相まってコントみたいな一瞬が生まれている。
・すごかったのが斧を拾って襲い掛かってくる場面で、振り下ろした斧が抜けない~~~をやっていた。非現実的な存在なのにそんなことあるんだ。あと斧で扉を破壊して侵入する場面もすごかった。扉に一撃を入れて穴が開いた直後にものすごい勢いで扉がすべてが弾け飛ぶシーンがあって、斧要るの????と思えて良かった。
・怨霊による迫真のビンタ、などもあった。
・ほかに良かったのは霊能力者とその助手。インチキかと思いきや本物だった、の展開は素直に良いじゃんと思てた。助手は映画『カルト』のネオっぽい感じが好きなだけかもしれない。
・粗を探すとキリはないが、橋本環奈が喫煙者の役でタバコを吸おうとすると毎回邪魔が入って吸えない。3回ぐらいこれを繰り返すのだけど、事務所NGだからあえてやっているにしても笑っていいのか分からない塩梅なのが謎い。全体的になんか中途半端でどっちつかずだな~な印象が残った。
・あと車で急いで行け!→橋本環奈の明らかに法定速度を守った運転のシーンって繋ぎも何?ってなったな。あんまり見たことない車で車種も気になるし(ルノーのカングーらしい)。過去回想と現在では橋本環奈の精神性変化がファッションで表現されている。ここ分かりやすくて気を遣っていて良いが、釣り人のおじさんしか着ない迷彩柄ベストは着やんやろ、とは思う。ギャップ狙いなのか?
・エンディングの映像とかも非常にありそう~~~な感じで悪い方向におなか一杯になった。
・そのあと『アステロイド・シティ』見た。ウェス・アンダーソンだ!!!!!!!!!!!!となった。
・物語はなんかメタ的な構造があるのだけどこれにあんまり意味は感じられなかった。劇の中の劇の中の劇、みたいなものを行ったり来たりしてウェス・アンダーソン的な映像と相まってつい「ほうほう」と見てしまう。が、とどのつまりなんなのさ、とはなってしまう。
・しまいには起きろ!というメッセージを発してきて、映画とは夢だみたいな比喩は度々あるなと思い出した。よく知られている俳優を劇中ではなんてことの役柄でさっと起用して、映画は夢だ起きろと言い、ミニチュアみたいな映像で全編をパッケージして映画という存在を手のひらに収まるサイズにしているのがなんかすごい。呪術廻戦の獄門疆みたいな感じ。
・セリフとかも意味深というか、それ自体には触れずに外周をなぞってシナプスを刺激してくる心地よさがずっとあってウェス・アンダーソンっぺぇ~な~~となった。
・感想を書くとなんか面白い~~~~にしかならないな。
・映画館を出て銭湯にでも行こうかと思っていたら臨時休業の情報を見たのでおとなしく帰った。
・夜はフェスで戦い、Starfiledはやってない。
・日付が変わるころに寝た。