20240804──踊り食いしている様子

・7時ごろに起床。オモコロウォッチを聞く。売れようとして売れないことはあるけれど売れそうだから売れる覚悟をしようとはあまり聞かない。

・映画を見に行こうと思って予約、すぐに外へ出る。8時を過ぎるともう太陽が地平を焼き尽くしている。電車を乗り継ぎ影のない一本道を歩く。公園に近づくとスキンヘッドで長く白いひげを蓄えた老人が太極拳みたいなことしてた。亀仙人てかネテロ会長だ。

・デイヴィット・リンチ版『DUNE/砂の惑星 4Kリマスター』を見た。ちょっと夏休みっぽいかも!と勇んでチョイスした。ドゥニ・ヴィルヌーヴ版を先に見ていると原作を読んでなくても大筋が同じなので理解しやすい。というか起きるべきイベントは全く同じなのでこれがあれになるのか~と感心した。

・そもそもの評判が良くないのでどんなもんかと思っていたが確かに良くない。前半はまだ良いとして後半はイベント回収RTAになっている。ドゥニ・ヴィルヌーヴは2作に分けてなんとか語りきっていたぐらいなので一本に収めるのが土台無理だ。ふつうに見ていると何が何やらになる。

・連載の打ち切りが決まった漫画特有のスピード感ってあるけれど本作はそれに近い。映画の時間と物語的にやらないといけないことのせめぎあいが見て取れる。

・主人公ポールに魅力が無いのも打ち切り漫画っぽい。あそこにティモシー・シャラメを据え置く必要性ってあったんだな~と差異が解釈に付け加わっていく。

・最近X-MENシリーズを見ていたのでパトリック・スチュアートが出演してたのが嬉しかった。しかもポールの指南役ガーニィで結構大事な役どころだ。

・全体的な美術は細かく良くできているな~と時代感あるな~の二つ。

・見てて面白かったのはアトレイデス家にパグ犬がいること。これからアラキスニに行きますよ~って場面で全員かっちりと衣装を身にまとっている傍らにパグがヘッヘッヘといるのが良かった。

・あと近未来ガジェットの一つとして近接戦闘用のバリアがあるのだけどその表現がローポリゴンなのもよかった。初期の鉄拳よりも荒いローポリ未満のデジタル立体なのだけど物理を無効化するのにデジタルっぽさを現実に持ってくる感じが面白かった。

・作劇で特徴的なのが内面を声に出すところで、ふつうの映画ではあんまりしない。内面や考えを映像的に伝えるのが映画的だとされていると思うのでこの辺も漫画みを感じる一因かもしれない。この作品で語るべきことの多さを考慮すると全然映画に向いていない題材なんじゃないかと思わざるを得ない。なんでそんなに映画化したがるのは不思議だ。そんなにも魅力的なんだろうか。原作未読だから分かりようがない。

・スクリーンを出て感想を書いたりする。最近はTwitterにやる気が出たのでtweetをしている。インターネットはあんまり良いところでは無くなってきてはいるけれど、なんてこのないどうでもよい情報が垂れ流されている場所が好きなら率先してやっていくべきかも!と思い始めて実践している。

・劇場の待合スペースから外に出て日陰で読書を試みる。スズメが生きているセミを突いて踊り食いしている様子を見させられた。

・暑いし空腹なので歩いて気になっていた店へ。ゆるコンピュータ科学ラジオを聴きながらスパイスカレーを食べた。

・この世が灼熱すぎるので帰路。汗だくで家について家にこもるために買い物へ。アイスやビールを買う。シャワーを浴びる。

・『リックアンドモーティ』を見たり『Ready or Not』をプレイしたりした。RoNはFPSのSWAT指示ゲーなんだけど結構難しい。部下への指示が細かいので思ったように動かせない。操作自体も重くカジュアルでないのもある。

・オモコロチャンネルをみたりふっくらすずめクラブを見たりした。

・日付が変わる前に寝た。