20240301──ファンダムが厚そう(熱そう)

・7時前に起きる。眠いし頭が痛い。完全にジンが悪い。そして自分の愚かさが。頭が働いていないのでモンゴルナイトフィーバーの更新日だと勘違いした。今日は金曜なのでかまみくだった。

・食べるものがないのでカップヌードルProを食べた。あと納豆、豆腐も。

・かまみくはかなり動画コンテンツになってきたのでラジオで聞くのはやめておく。

・出社。体調が悪いな~~という気分でずっといた。総理の支持率ぐらい悪い。

・昼寝をしたら回復した。単なる二日酔いだったな。あとはただ眠いだけの人になった。

・てやっと仕事を終えて帰宅。百ローに立ち寄ってサラダチキンとかを買う。

・30分くらい運動してシャワった。映画を見るので電車に乗る。

・阪急3番街を徘徊して赤身肉が食べられるお店を探す。ふと横切った店に健康赤身定食の文字を見かけて良さげだな~つって見ていた。並んでいたが名簿に名前を書いて待つ。なぜか私の名前を書いていたな。

・入店してから、ここってリバーカフェなんじゃないかと気がついた。どっかで見かけていた店だ。私は季節の野菜とさば味噌を食べた。季節野菜はカブだったらしい。あんまりカブって食べない。健康を推している店らしく、全部が五穀米だった。しらすをトッピングプラスしていたけどさば味噌のおかず力でご飯不足だった。この後映画なので血糖値は上げたくない。おかわり無料だけどスルーした。偉い。

・食事中はなんか犬の話をしたりグーグルレンズで3Dの犬を食卓に召喚して遊んだりしていた。

・バナナミルクジュースを探すも見つからずに素直に映画館へ。マシュー・ヴォーン監督作『アーガイル』を見た。良かった。

・キングスマンは正直あんまりピンときてない。面白さのツボが若干ずれている気がしていて本作もちょっとそのきらいはある。けどサム・ロックウェルがヒロイン的とも言える活躍をしていたのが良かった。サム・ロックウェル好きなんだよな。普通のおじさんっぽいところが。

・メインのストーリーは意外に素っ頓狂というかわりかし変だ。主人公がスパイ小説のベストセラー作家で、自作が現実の予言になっているということで本物のスパイ組織に追われてしまうコメディだ。主人公は内心と行動にギャップを感じるがゆえに、いないはずの自作の主人公アーガイル(ヘンリー・カヴィルの髪型がすごい)を幻視してしまう。ちょっと病的な描写がなんの気なしに始まるので面食らった。

・アーガイルの姿をエイダン(サム・ロックウェル)に重ね合わせるのはわかるとしても、オルターエゴとして語りかけてきたりもする。そこの飛躍がなんかすごいなと思っていたら後半でそれの意味もちゃんと語られていてしっかりしていた。基本的に伏線とかをきちんとしている映画だ。ただきちんとしているだけに伏線すぎるな~って思うところもある。

・冒頭のチープなVFXのウソ007みたいなシーンからも分かるように、往年のスパイ映画のカウンター的な側面をしっかりやろうとする意気込みを感じた。サム・ロックウェルがあんまりパッとしなさそうなのにメインに据えられているのもそうだし、主人公エリーがあえてボンドガール的な容姿でないところも意識していると思う。ハリウッド映画らしくなさで良いのだって思わせて王道もやるしトンチキもやるというのは作家性と言えるのかも。

・らしさでいえば話の流れが良い具合に適当なのも、らしさかもしれない。特にアンテナから部屋を特定する流れは全然意味がつながってないがそれでいい。

・観客を楽しませようとしているのもちゃんと感じられる。エリーの家族に関する仕掛けとかにそれを一番感じた。

・ネタバレであるがキングスマンシリーズとの繋がりはあんまり分かってないまま見た。友人は登場人物の連続性が分かっているらしくテンションが上がる場面があったという。

・キャスティングの妙味も良さとして上げていいかもな。

・ベストセラーのスパイ小説ながら、ジョン・シナとヘンリー・カヴィルという取り合わせがshipとして成立してそうな感じとかは見る人が見たら面白いのかも。ファンダムが厚そう(熱そう)な感じというか。スパイ映画のメタとしてキングスマンの監督がそれを自作でやってるので自覚的なんだろうな、きっと。アーガイルの夢女子。

・レイトショーなので夜が遅い。感想をつらつら話していたが電車の時間がすぐなのでパッと解散。慌ただしく走って電車に乗って帰路。

・日付が変わる前に布団へ。なんだか眠れずコーヒーを飲んだせいか、映画の面白さなのか。眠ろう!と意識して寝た。