20230517──あまりにもお嬢様すぎる。

・今日も白米を食べて出勤。いきなり夏みたいな気温になっている。上着がいらないと思いながらも来ている。上着を放棄するとクールビズになってしまう。夏と同等の服装を今の段階でしていると、いざ夏になるとそれ以上の暑さ対策が無くなるのでやばいってわけ。

・ここ最近、不思議ともりもり漫画は読めている。『税金で買った本』は既刊7巻まで読めた。上野顕太郎の『夜は千の眼を持つ』をなんとなく買って読んだらこれがすごかった。

・ギャグの短編集なのだけど、ギャグの形式を突き詰めようという気概がすごい。いわゆる「笑える」というだけでなく、手練手管のバリエーションが豊富でビビる。ギャグもそうだし、漫画という媒体についても考え抜かれているところがあって、他作品の食事シーンだけを切り貼りしている1話とかあるんだけどもうそれはアートじゃん。5巻ぐらい出ているらしいが、これ一冊だけを読んでもこの漫画の特異さが伝わる。めっちゃ良いなと思った。年代的な、掲載誌のちょっとした灰汁はあるものの、ひとにはオススメしたくなる感じが珍しくある。くだらないけど瞬間的には高尚、みたいな感じにとにかく感心してしまった。

・おにぎりを2つ食べた。

・本も読んだ。

・『日本語の作文技術』を数ヶ月かけて読み終えたのだけど前半部分を忘れた。こうやって日記を書く助けになるかと考えていたが身についているかは不明。読んでいて感心するところや、かったるいところ両方ある。書き方についてはまた学ぶとして「形容詞+です」は敬語ではないと書かれていてハッとした。たとえば「嬉しいです」「楽しいです」は敬語ではない。書くなら「うれしゅうございます」となる。たしかに~となる反面、「うれしゅうございます」はあまりにも丁寧かつそういう役割語感があって絶対言えないなとも思う。あまりにもお嬢様すぎる。あるいは執事。人生で言ったことないかもな、「うれしゅうございます」。

・名文と悪文の両方を取り上げているのが結構よくて、とくに後者については今も変わらない指摘があって良かった。それは書き手がすでに笑っていてその笑いが文章に反映されていると読み手は笑えない、というものだ。そこに記載された例文に近いものはいまでも見かけることがあり、オジサンが書く文章にありがちなやつだった。その例文は20代の女性が書いたらしくその感覚とのギャップも興味深いが、面白いことを面白いですぞ~~~と文章で笑ってしまっているは確かにある。本多勝一は落語を引き合いに出して説明しているが、本人が真面目であればあるほど笑える部分との差異が生きるので本人が笑っていてはダメだというのは納得しかない。最近ド炎上していたWeb漫画家の漫画を自分はあまり面白くないと感じるのはそういう部分に近い気がした。

・あとも紋切り型の文章もよくない例として挙げられているのも実用性があって読んだ甲斐ある。

・鬼滅の刃を見たりサマータイムレンダを見たりしている。鬼滅ではジャージの鬼が登場していて中止していたもののあまり出番はなかった。不死川兄弟の話にフォーカスしていく展開で、本作によくあるドラマの挿入だ~~~とは思うものの素直に泣いたりしてしまった。