20240322──変だ。

・外から子供の声が聞こえて起こされた気がする。そのあとに寝て睡眠のスイッチが切り替わらずにアラームを聞いた。奥底が寝たままゴミを捨ててモンエナを買う。かまみくを聞く。雨穴さんの話をしている。映画公開にあわさって色々あるみたいだけどインターネット的話題を避けているので全体像がない。

・映画も見に行きたいが予約時点でかなり混んでいて何度か諦めている。座席を見るにデートムービーだと思われているようで、座席が鴨川のようになっている。普段見るような映画より若者が多そうなので、そういうときに限って発揮される隣席ガチャの強悪運を恐れている。

・Balatroがまた勝てないフェイズに入ってきている。

・かまみくを聞いたまま出社。ちょうど聞き終える。

・午後がまるまる埋まっているので午前中にやれることをやる。

・一旦帰路。運動して腹ごしらえをしてから映画館へ。『変な家』を見た。変だ。

・面白いかはさておき、とか書くと本末転倒だけど突っ込みどころのある映画に仕上がっていた。原作小説は読んでなくてWeb記事しか読んでいないが、これは原作になさそうだな~という部分がはっきりと分かる。映画にする際にこのブロックを足しこんだなってことが結構わかりやすい。

・良かった点でいうと第一に佐藤二朗演じる栗原さんのキャラクターだろう。正直主人公である雨宮(雨男)のキャラがなんだか取っ付きづらいので栗原さんに向いてしまう一面がある。雨宮は正義感というか脚本の都合上で違和感のある言動をせざるを得なくなっていて驚きを含んでいる。栗原さんも変人ではあるし佐藤二朗の佐藤二朗性が結構滲み出ているが許容範囲の丁度いいところに落ち着いていてかなり好きなキャラクターになっていた。続編よりも栗原さんをメインに据えたスピンオフドラマとかが見たいかもな。

・物語は間取りから飛び出して後半で因習村になるのですげー驚いた。ゲゲゲの謎じゃん、と最近見た映画を思い出したりした。ここのディティールは完全に嘘、嘘すぎる嘘なので怖さの源泉を(嘘の)伝統らしきものから作り上げる工夫のなさは全然好きになれなかった。使い古されてる上に昔の人を馬鹿にしているとすら思えてしまう。映画自体も無い話なのだけどその中で更に無い話をされると「なに?」ってなる。

・怖さでいうとPOV的演出がyoutuberって必然性から自然と出てきてそれらの場面が薄気味悪かったのは良かった。ゾンビとかグロは全然見られるがホラーはむしろ苦手だなって思わされるぐらいにはちゃんとしている。ジャンプスケアは本当にやめろとは思うが。特に後半の村におけるお婆さんのやつは本当にひどいと思う。せこい。

・原作の要素である間取りに纏わる話はそもそも完成度が高いので良いとして、やっぱり後半の展開が足をひっぱている。はっちゃけるにしてももう少しやりようがあるだろうし、シーンとシーンのつなぎが明らかにぎこちない。栗原さんいつ来たの?とか流石に村人の誰かは家の構造しってるでしょ?とか、撃つ撃たないが長すぎ~~~とか。場当たり的だ。

・最後の最後でオチがつくのだけどそれを見たら映画の目的とするところが分かったのでむしろ納得した。平日の夜に見たが高校生なんかがかなり入っていた。ジャンプスケアにちゃんと声を出して驚いたり、怖かった~~と感想を言い合ったりしていてそういうための映画だ。でっかい話をするわけではなくエンタメとしてちゃんと受け止められているのならそれでいいと思う。

・見ていて気になったところは無数にあるので挙げてもしゃーない。あんまり誰も言ってなさそうなので言うと、中盤での雨宮のセリフにめちゃくちゃ違和感を抱いた。「お姉さん、救いたいんだろ?」みたいなことをユズキに言うのだけど語尾が「だろ?」は合ってない。後半の神に祈らない云々の力強さとかも含めて最初から最後まで掴みどころのない主人公だと思っていたら映画が終わっていた。

・それとユズキのヘアスタイルが日本人形じみていてホラーのテイストに合わせているんだろうがそんなやつおるか?感が強い。テイストに合わせたという感じが如何にも過ぎて工夫して~~~ってなった。そんであの首の角度はなんなんだ。

・雨宮は間宮祥太朗が演じているがなんか海猫沢めろん先生の顔がちらつきまくっていた。同じ引き出しに入っている。

・寒い中帰宅。急いでシャワーを浴びて7DtDをやる。手探りなのは変わらないが地道に進んでいる。水を得る方法を確立したのであとは色々準備を整えていくだけだ。

・友人がUndertale好きで6月にあるコンサートに誘われた。特に予定もないので行くつもりで返事した。