20240830──パワフルで躍動

・5時過ぎに起きた。眠くはない。なんだこの体は。かまみくを聞く。

・コンビニへ。明日は外出しないつもりで牛乳を買う。

・モンエナを飲みながらパンを食べた。早く起きたけどやることはあんまり変わらない。youtubeの毎日更新コンテンツはあんまり見ない月間、9月はそうしてみようかな。

・動画編集をする。新たに素材の動画を取ったので加えたり入れ替えたり。Model Cyclesの録音もしてみるが140秒程度(Xの動画時間上限)に合わせるとBPMから小節数を導いて構成したほうがいいっぽい。なんどか録音を試みるが小節キープが全然できないので超過する。

・課題が見つかったところで出社。最初の予想通り台風が来ていれば無くなっていた出勤を夢想する。

・ぴゃっと仕事。昼休みに山月記を読むオモコロ記事を読んでいた。もとの山月記が結構好きでグッと来るポイントが分かっているが他人の感情にライドしてる効果でじんわり泣きそうになった。面白いのに泣ける。

・途中で軽作業が入ってしまいやや汗をかいた。屋外にいたが気がつくと蚊に刺されていた。この夏、2回目かも。蚊は暑すぎてめっきり姿を消している。目視していないので蚊じゃないと逆に怖い。掻かなければ問題ないので心頭滅却して無視する。

・二箇所ぐらい差されていた。急に運動をしたので低血糖と思わしく症状が現れて異様に発汗が始まって焦った。ラムネしか食べていなかったがラムネが食べ終わっていたので何か無いか探したところ、ご自由にどうぞコーナーにクッキーがあるのを見つけた。幸運だ。食べてしばらくしたら収まった。

・明日に台風が来るか知らないが早く帰った。

・シャワーを浴びて栄養補給。荷物を軽くして電車へ。心斎橋で降りてシリアルバーをかじりながらMusic Club JANUSに着いた。

・春ねむりの2024年ツアー、『サンクチュアリを飛び出して』を見た。座組は長嶋水徳 – serval DOG -、ゴメス、春ねむりの3組。シリアルバーで喉がやられたのでハイネケンを飲んだ。あとJANUSは前にノーナ・リーヴスのライブで来たことがある。あんまり覚えてないけどライブ時間が長くなりそうなので耳栓持参。ライブ中はずっとつけていた。

・長嶋水徳、情報無しで初見。ソロでバンドサウンド、本人はギターでドラムがサポートとして入っていた。観客もそんなに入り切っていないけどステージは100を出すってのはプロだしそういう演者ってすごいなと思う。パワフルで躍動しててかっこよかった。そんな人数でダイブを!?ってびっくりした。

・耳栓をしていたから実音を体でしか感じてないけどバンドのライブって音がでかすぎる気がする。一般的なHipHopとかだとそこまで爆音だなーとは思わないような。爆音すぎると爆音の後ろにメロディーも歌詞も後退してしまって無になる。てかJANUSがバカでかいだけな気もしてきた。ロックバンドのライブって数えるほどしか見てないけど前見たBachoはそこまで大きくなかった気がする。ギターサウンドがそもそもデカくなりがちでHiphopのトラックに比べると厚みがあるのかも。

・ライブを見ていて不思議と『ふつうの軽音部』を楽しんでいる人のリアリティってここにあるのかなーと思った。軽音部的な経験がほぼなくていわゆるライブハウスに来ないので漫画でのライブ演奏がピンときてないフシがあった。バンド系のアニメなんかも全然見てない。けいおん!もガールズバンドクライもぼっち・ざ・ろっく!も見てない。

・良いリフの曲あるなーと揺れていたが後で見たら一番再生が回っているトップの曲だった。

・ゴメス、たぶんゴメスを知ったのはニコラップ(ニコニコ動画に投稿されるラップ曲)だ。そのときはゴメス神&ヤタガラスって曲でニコメンド!というMIXIのvol.3に収録されている。あと調べだけどそれが出たのが2009年らしい……。15年越しににライブを見たってこと?すごすぎる。

・レーベルに所属したりアルバムを出したりしていたときは結構ちゃんと聞いていた気がする。今日出る中じゃちゃんとラッパーなのでがっつり決めていた。知っている中だとゴメスティック・バイオレンス、人間失格、Poetryを。MCで昨日のライブ後に朝10時まで飲んでてまだ酔ってるかも、とにこやかな場になっていた。でも曲はパーティラップではなく自分のことをさらけ出すものなのでシリアスさの緩急でグッと来た。人間失格はあんまり演らないらしく、レアな経験になった。

・あとバックDJがYackleで一緒に作った曲は他じゃ演らないとのことなので色々貴重だったのかも知れない。

・最後は春ねむり。それまでフロアに派手な服の人がいるな~と思っていたが途中で春ねむり本人だと気がついた。演者がフロアで聞いているライブは良いライブだと思う。

・人を惹き付ける人間ってこうなんだ!と思った。登場してから歌って踊って躍動して、カリスマ性というかスター性というか。光る人間っているらしい。

・新譜ありのツアーライブなので基本はそれに従ってバンドサウンド、かつデスボイスのようなシャウトもあるのでハチャメチャにパワフルだった。目玉だけあって空いていた客席も人が埋まっていた。客席に乗り上げてほぼ天井近くで『生きる』の一節を歌ったり、マイクケーブルを引っ張って客席中央のテーブルに乗り上げたりとマジで縦横無尽のパワーがあった。テーブルに乗り上げるとき、載っているカップをどけたり倒れそうになったのを支える観客の素早さに感心した。私はローなテンションでいないと体調が終わってしまうので基本引き気味に見ていたが、面前に来たことに驚きすぎて反応できてなかった。

・ステージングが思いの外しっかりしていたのも良かった。レーザーの演出とかJANUSにあるんだ~と。

・MCではパレスチナ・イスラエルに触れていた。歌詞にもあるが死にたい!と生きたい!との両面的な感情を歌っているがMCでもまんまそれだった。春ねむりは何を歌っているのか分かりやすく、それは聞き取りやすい声と歌にだけあるんじゃなく本人がマジでそう思っていることを歌にしているからなんだと理解した。社会におかしいことはあるしそれは変えると思われば変えられる。労働はクソ、誰もが週5で働けるわけじゃね~~と。

・死にたいとか殺したいとか生きたいとか、ストレートな言葉遣いに配慮したくなる気持ちがあるが春ねむり(あるいは全員)にとっては今感じていることは生死の問題に違いなく、当人には避けがたいことで大袈裟な表現じゃない。むしろ自分のことは大げさに言うぐらいがむしろ良いのかも知れないし、その延長線上に社会を良くすることもあるんじゃないかと思えた。

・客演にゴメスを招いての「ロックンロールは死なない」はオケも変わっている仕様らしい。長嶋水徳がトラックのギターを惹いているらしいがせっかくなのでエアギターでもいいから参加しようと急遽3人のステージングになっていた。レアだ。

・アンコールもやって最後は『生きる』で締められた。明るい曲で終わるのは良い(あほの感想)。

・生きるをやったりPoetryをやったり、そこかしこに不可思議/wodnderboyが見えてなんかエモくなった。

・夜も遅いのでそそくさと駅へ。夜の心斎橋は田舎者の主人公が街に初めて来たときのイベント感ある。エリア外でも挙動しているNPCを見る感動みたいな。

・帰宅。23時とかだったけどチャーハンを食べて栄養補給。寝るのには早すぎるのでしばらく起きていようと思ったら寝落ちした。