・7時ごろに起きた。オモコロウォッチを聞いていたら閃輝暗点が起こったのでロキソニンを服用して布団へ。寝ることもできないので本を読む。『わたしの体を呪うな』を読む。良い文章書いてる。
・身体的特徴(本書では太っていること)に関することがまま書かれているが、健康のために痩せろという言説が取り上げられている。なかでそこまで言っていないが太っていることに本人責任があるのかないのか、考えると微妙だなと思った。とくにアメリカだとジャンクフードを売ろうとするメーカーや広告やメディアの刷り込みによって太らされているという側面が少なからずある。また太りやすい遺伝子というものがあれば(あると思うが)本人に責があると言いにくいだろう。
・太っていることが悪だとするのは一面的だしここで気にされている健康が身体のみで「心の健康」を置き去りにしていると指摘していた。太っている人にわざわざ糖尿病のリスクをまくし立てることの不健康さは確かにあまり意識されていない。
・徐々に回復してきて出かける前に『X-MEN:アポカリプス』を見た。封印されていた強大な敵が復活してきてヤバい!!とヒーローものにありがちなパターンのやつだった。多分見ていた気がするけど強い敵への対処法がもっと強いやつ(ジーン)で勝つところにインフレの壁が見える。MCUもそうだけど強すぎるキャラクターってもうその人だけでええやんって思わせるものがある。
・ジョジョシリーズでも強すぎるボス敵をどうするかの葛藤は存在している。ただスタンドバトルは強さよりも相性に線引きがあるのでインフレからは逃れている。ラスボスはルールとルール、哲学と哲学の戦いになるので数値の出る幕はない。
・本作の敵キャラ、ややこしい名前のエン・サバ・ヌールはあんまりおもしろくない。世界征服が目的らしいがその前に世界を破壊することに徹していて征服後のヴィジョンがあんまり見えないのでワクワクしない。
・早めに外へ。日傘が必須。梅田について適当なスペースで『カッコーの巣の上で』を読み終えた。
・映画の内容は覚えてないが、経済合理性の優先される社会に治療という名目で隔離されている人たちが生きる喜びのようなもの再発見していく物語、だと思う。その病棟を揺さぶり攪拌し勇気づける人物がマクマーフィーだ。
・解説のページが開いたところで読み終えて阪急梅田へ。うまい具合に合流して映画館へ向かう。『デッドプール&ウルヴァリン』を見た。良かった!
・一気呵成にそこそこ過去作を見返した甲斐があった。エンドロールで中瀬にかかってきていて撃ち抜かれた。
・MCUをはじめとしてマルチバース展開の大味に飽き始めてきているが、それはそれとしてしっかりとドラマを展開しているのが良い。ギャグやアクションがバチっと決まっているのも併せて退屈しない。過去シリーズのあいつやこいつ、別作品からのカメオ出演が目白押しでマルチバースらしさもたっぷりある。ずっと楽しいのは観客として嬉しい。
・『ザ・フラッシュ』ではニコラス・ケイジのスーパーマンというあるけどないやつが登場したがそれ以上の衝撃があったかも。
・一緒に見ていて楽しんだようだけど過去作を知らないとあんまりぴんと来ないのはそうらしい。隣席に座っていた女性がどうやら恋人に連れられて見に来ていたようで、つまらなくてかなりモゾモゾしていたらしい。それで席が微動してた。あと笑い上戸の人が近くにいてちょっとだけドラマのフルハウスみたいだった。
・お腹がすいて電車に乗り込む。ガストを目指して我孫子へ行くが路線を見誤って一駅ちょっと歩いた。日差しは隠れていたが蒸し暑い。ガストにつく直前に雨が降りそうでちょっと急いだ。ガストは穴倉に作ったようなこじんまりさで、通された席がテーブル席の片方が無いカウンター席だった。謎の立地だ。
・アジアンフェスを目当てだった当の本人は空腹でなくサラダとビールを頼んでいた。私は冷麺を頼んだ。パクチー苦手が名実ともにはっきりした。
・食べ終わって一駅電車を乗り継いで長居公園へ。日は暮れていた。おそらく同じ目的地に向かう人を頼りに歓声がこだまする公園を歩いた。広い公園のある町は良い。テラス席のあるカフェも。
・チームラボが市立博物館でやっている展示を見た。外国人客も多く、スタッフが英語でトラブルシューティングしてた。前日のチケットを買ってしまったひとがいたらしい。受け付けは閉館後の博物館で行われていて夜の博物館のほうが見たさある。アトラクションが始まる直前みたいな雰囲気の注意喚起と紹介映像を見て外へ。
・暗い中歩いていくと森が光っている。いくつかのエリアに分けられて電飾やオブジェが点在している。全体にアンビエントな曲が流れて色調が変わっていく感じは異世界っぽさがあって面白い。卵型の照明がいくつもあってぼよぼよと触れたりする。
・ライトアップされた夜の森を歩く、が体験のまとめになるが如何せん夏の暑さが引いていないのでやや辛かった。チルするには暑い……。でもあんまり見たことない感じだったので来てよかった。展示はでかいほうがよい。
・公園から出るときに誰に聞かせるでもなくほとんど歌いたいから歌ってるようなストリートシンガーが朗々と遠くで歌い上げていてエモかった。エンドクレジット流れるって!言い合った。
・写真を撮りたかったけどそれを伝えるのがなんとなくできなくて控えめなものしか撮れなかった。こういう時はちゃんと言うべきだなとn回目の反省を得た。
・最近の人付き合いに関してはなんでか自覚的になったほうがよいなと思う節があり、なんか前向きさと積極性が芽生えつつある。単なる躁的な気分かもしれないがなるべくなら楽しい状況を生み出して幸福になったほうが良い、なぜなら幸福は良いので。
・帰り際に自我を出すことについてちょっとだけ話した。チームラボに行こう!と誘ってもらえたので感謝したが、それが自我に感謝しているのか?と指摘されていた。それを自我と呼ぶには広範囲すぎると思ったがそういう自我には感謝する。なぜなら誘われるとうれしいので。別に最近に始まったことではないだろうけど基本的にコミュニケーションは自我を出さないものだと思っていた。そのほうがあたりさわりがなく衝突が起きにくいからだ。けれどけっこう他人行儀である。その戦略では上手くいかないときもあり、他人行儀ではない仲はむしろ自我は出し得になる。というか自我のぶつかり合いの仲、という別のルールが敷かれている。そのことになんか気が付いたように思う。
・地下鉄に乗り梅田で解散。今朝から体調がすぐれなかったが1万歩以上歩いていた。足りない栄養をコンビニで補給すべく買い物して帰宅。帰り道は教えてもらった柴田聡子のアルバムを聴いてた。シャワーでさっぱりしてからおとなしく寝た。