20240711──誤読のなさ

・起きると6時だけど全然眠い。匿名ラジオを聞く。モンエナを回避してコーヒーを淹れた。クロワッサンと食べ残していた大きい団子を食べた。あんこ入り、きな粉がまぶされていてデカい。

・日記を書くが書くこと無い。いや書くのを忘れているから日常のことが捨てられている。

・仕事へ。最近はジャン談を最新分から遡って聞いている。やっぱり面白い。ラジオ面白い期がまた来るかも知れない。

・業務。今日締め切りのものがあるのでそればかりをやりたいが合間合間で別のミッションがやってくる。俺の料理みたいにタスクの順位が変動していく。打ち合わせで明日の発表物について話した。レイアウトとかスローガンとか、案外反応が良かったのでそこそこ安心した。が、これらを資料として取りまとめるのか、ラフに話すのか悩みどころだ。ウケる準備したほうが良さげだけど面倒。

・わーっと仕事をしていたがどうしても間に合わずに残業。読んでいた時間をややすぎてロスタイム。

・帰路。涼しい。

・映画を見る。明日が返却期限だけど『シンドラーのリスト』はめちゃくちゃ長い。DVD2枚組で180分ある。最後まで見た。スピルバーグってやっぱりすごい。こう、大文字の映画って感じする。映画の面白さを極太の棍棒にして殴ってくるような娯楽の圧がある。

・同年にジュラシックパークもやっていてふり幅がすごい。エンタメもやるからといってシリアスなテーマから逃げるわけでないのもまたすごい。ちょっとスピルバーグなので舐めていたがホロコーストの描写はかなりストレートで慄くように描かれている。ホロコースト映画入門に向いているし、これ一本で補える情感はかなり多いと思う。

・スピルバーグの特徴に誤読のなさが挙げられていると思う。つまりは分かりやすさがある。万人のための映画って感じで映画の文法をフル活用して全力で訴えかけてくる。ある意味で大味と言えなくもないけどその大きさがすごい。そして間違いなく部分的には繊細である。まさしく映画的な映画だし良い映画とはこういうものだと思う。白黒のムードや色を使った演出なんかも。

・ただシリアスだけどエンタメでもある。そもそもの批判としてこれをエンタメにしてよいのか?はあると思う。調べるとそういう批判もなされている。『ショアー』のクロード・ランズマンによる批判があるらしいが、その『ショアー』を見る手段に乏しいのでどうにかしてほしい。

・この映画では矮小化の意図はなさそうに思えるがちゃんした良い話なので事態が矮小化されてしまう気配は見える。あまりにもいい話過ぎるので。感動もするし悪役が悪役然としているのはスピルバーグらしさだ。

・これを詰めていくとウィトゲンシュタインの「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」的な話になるんだろうか。『関心領域』はその語りえなさに向き合ったとも言えるんだろうが語られないと伝わらないって逆走がある。語らないことで伝えるというのは暗号のようでわかるやつにしか分からない高度さがどうしても出てしまう。スピルバーグは語るに語っている。この対立はどうしようもないんだろうか。

・映画のラストの演出がすごい。

・Steamのサマーセールが今日までだったのポチポチを買う。ボーナスも出たしあんまり気にせず放り込んでいく。友人がパルワールドやろうぜって行ってたので買った。いまのPCで動くのか知らないが。

・前にクレジットカードを再発行したのを思い出して新たに登録する。そこで住所とかを見ていると昨日ゲーミングPCを買ったときに入力した住所が全然違うのでは?と疑いが出た。ゲームはそのまま買って確認すると結構間違っていた。郵便番号が違うし無い住所を書いていた。フリーダイヤルは時間外だったのでメールで訂正依頼を投げておいた。こういうときにどのくらい改まるのか知らないのでちゃんと「よろしくお願いいたします」とか書いている。

・散在もして布団へ。借りられたDVDを全部見切れたのが意外だ。