20240516──もうダメぽ状態

・6時半ごろに起きる。ごみ捨ての存在を思い出して体を動かす。流れでモンエナを買ってしまったが、昨夜から緑茶探求しようと思って生茶を買っていたのを忘れていた。ふっくらすずめクラブで他人が買ってくる緑茶を当てる企画があった。私はほぼペットボトル飲料及びお茶を飲まないのでどのお茶の銘柄が「緑茶」なのか知らないほど。飲み比べしてみて自分に合った緑茶を見つけるのも一興かと考えていた。スタートは明日からだな。

・匿名ラジオがない!と調べたら今日中に更新とのこと。確かにざんちは香川やロケに言っている様子が日記に書かれていたのでありえそうだ。ひとまずタスクに積んでおいた。

・モンエナを飲んでスティック状のチキンを食べた。

・仕事。飲酒をせずに比較的よく寝ているせいか生産性は上がっているように思う。それと並行してか時間の流れが速く感じる。酒を飲むと時間がむにゅっと押しつぶされて間延びした時間が発生する。飲みすぎると翌日まで波及するので24時間の各時間が等間隔で並ばなくなる。飲酒していなくても体感は変動するだろうが妙な疲れは時を遅くさせる気がする。

・そこそこやる気があるので手を動かす仕事が捗り時間が無くなっている、だけかもしれないが。午前はすぐ終わってしまうのが今週の気づきやも。電話をしていたらいつの間にか定時を過ぎていた。

・帰路、百ローでおにぎりを得る。帰らずに電車に乗って映画館へ。

・梅田スカイビルの下でおにぎりを食べた。ビル風がすごい。梅北は相変わらず開発中だ。

・『システム・クラッシャー』見た。すごかった。

・ドイツ映画で、養護施設に預け入れられるがトラブルを起こし続けるため行き先を失う「システムクラッシャー」の少女ベニーが主人公。このベニーがひたすらにコントロール不能で暴れまくり、周囲の大人が疲弊しなんなら心から傷ついたりしていて圧倒される。

・ベニーがそうなってしまった経緯も劇中で明かされるが、何をもってしても解決できそうにない「どうしようもなさ」がドーンと立ち上がってくるので食欲がなくなった。ベニーに必要なことは大体わかるがそれが達成不可能で、大人たちは物分かりが良いので納得させようとするがベニーは暴れる。常にこのループだ。

・ただベニーが子供であるだけかと思えるが理屈や将来のことを考えずに自分の利、現在の利のみを追求している姿は本当にすごくてかなりビビる。その結果が暴力に結び付き、そのひりつきで休まる時がほぼ無い。

・大人が失った純真さを子供は持っていて良いよね~的な慰めの話では一切なく、本当にマジでこの子供をどうしたら良いのか?と観客も含めて途方に暮れてしまう映画だ。気に入らないクラスメイトをボコボコにしたりカバンを万引きしたり包丁を向けてきたり。

・ほとんどドキュメンタリーのような映像の臨場感もあって暴れまくるベニーのことが分かるし分からない、両方の立場に立ててしまう。愛情に飢えていることは見て取れるが、母親の立っている立場も分かるぐらいにこっちも大人なので感情の矛先が失われる。

・ベニーを取り巻く福祉従事者の気持ちを分かってしまうのもつらい。子供たちの役に立ちたいと思って仕事に就いているだろう人たちがベニーのことを考えて行動している。しかしあまりのクラッシャー具合にもうダメぽ状態になりつつある。途中、完全にくじけてしまう担当者が描かれてツラさがピークに達していた。

・日本の状況もよく知らないがドイツの児童福祉はそれなりに充実しているように見える。通学付添い人、という職種があることや警察が結構ちゃんと介入している様子に驚くところもあるが、それでさえシステムクラッシャーは行き先がない。もうどうしようもねぇ~~~~となるほかない。

・始終そんな感じの映画なのだけどラストの締め方があり得ないくらい爽やかな切れ味があってそこも凄かった。このタイプの映画がそうやって終わっていいんだ、とすら思った。

・ドイツの朝食が「じゃがいも6個」がイメージ通り過ぎた。

・すごいもの見たぜ~の気持ちで映画館を出る。食欲がなくて目当ての店の前をスルーしてトボトボ帰った。

・『ホラーの哲学』を読んでいた。サスペンスを確率と道徳の四象限的に切り分けていて良かった。道徳的に良い/悪い、起こる確率が高い/低い。サスペンスの醍醐味はこれで切り分け可能になるらしく、体感にも合っている。

・あと物語の構造解析的なところで「疑問と回答」が提示されていてこれも良さげなフレームだなと思った。観客が受け取ったり感じた疑問に対してどんな回答があるのか?が推進力になる。またストーリーの連なりも「疑問と回答」のセットであれば疑問が回答を導く。事前に語られたことに繋がりがないと物語として解釈不能になる。タイトに反して射程が広い本で面白い。

・というかよくよく考えたら当たり前のことを言っている気がしてきた。読んだときは腑に落ちた感触があったけど錯覚かもしれない。

・コンビニに立ち寄って夕飯を買う。何も食べないのはまずいのでサラダチキンと卵を焼いた。匿名ラジオが動画だったので見ながらキャベツの千切り、おにぎりも食べた。キッシュというか焼き野菜パイ。

・仕事終わりにいろいろ動き回っても苦にならない、そういった行動が選択肢にある状態が良い。

・23時半までには寝た。