20230513──ビリヤニを食べた。

・映画『TAR/ター』見た。コンディションが悪くて中盤でトイレに行くなどしてしまった。

・そこそこYoutube広告を見ていたりしたが、話筋がフワフワしている。終盤に向けた話の切り返しがあんまり見ない感じというか、振り返れば変だった気がする。冒頭がエンディングっぽいなど、形式としては珍しい部分は明確にある。内容はケイト・ブランシェット演じる著名で有能な指揮者がSNSで炎上したり教え子となんやかんやしたりオーケストラ内の人事に振り回されたりしちゃってアバーとなるやつ。

・歴史的な師匠に教えを受け、評価が盤石なアーティストがその能力と個性故に表舞台から転げ落ちていく物語、と呼ぶには転げ落ちの展開が妙に長く感じた。外的な転落ももちろん描かれるが、むしろ心のうちからじわじわと狂いが生じている方が主題だったような。それらは見て取れるのだけど全体的にあまりセリフでバチッと説明しないので、シーンとしてはケイト・ブランシェットが出ずっぱりで見ていられるがストーリーが面白いのかは分からないまま見てた。

・自分で語るには消化するべき量と質が大きくて扱いきれないという感じがある。有能な人物の加害性にフィーチャーしている今っぽさはありつつも明快にそれだけでなくいろいろな要素が混ざっていくので解きほぐすにはパワーいる。

・終盤はなんだか違う映画を見ているような風景が続き、その地域をこの映画のラストに持ってくること自体もどうなん?な気持ちが湧いたりした。あとラストの観衆は謎だったがクレジットを見ることで何であるかを把握したが、それも前述同様に転落の一部にしてるのはどうなん?とも思った。

・どうしても外食したいので電車に乗りビリヤニを食べた。

・レコードでも見ようと思って膨れたお腹を抱えて見ていた。棚を見ていたら今年初の蚊を見た。右手の甲が吸われているのに途中で気づき、追い払ったのだけど血は吸われてしまった。

・値付けがちゃんとしており、中古LPでも4000円とかなので怯んで何も買わなかった。CDも見たのだけどEAST ENDの『Beginning of the Endless』が4000円ほどでびっくりした。実家にあるし、良いアルバムだった記憶だけどそんなにするんだって素直に思った。

・帰宅後、刀ミュの曲をvolca sampleに取り込んで遊んでいたらあっという間に夜になってしまった。疲れているので銭湯へ行った。土曜なのでやや人がいたが徐々に減っていた。雨が降っていたので水風呂代わりに外気浴をした。気持ちよかった。

・近スーに立ち寄って白ワインを買った。刀ミュの『阿津賀志山異聞』の第2部を見たりした。刀ミュのほぼ最初の演目だけあって遡って見ていると発展途上を感じるが、ストーリーの面でも印象に残らない刀剣男士がいたりした。

・飲みすぎた気がする。そのままベッドへ。