・結構な二日酔いで起床。今日は色々あったし全体的に体調が良くなかった。
・見る映画の当たりをつけたところで、薄々気づいていた友人の誕生日がTweetで飛び込んできた。ほしいものリストが公開されていたので特に何も考えずに手が出る高そうなやつを買って送った。なんらかの肌ケア品だったと思う。こういうとき、何も考えずに実行できるのが自分の良いところ。というか経済的に困った経験が少ないがゆえにお金のが扱いが部分的に雑っていう悪い一面でもある。
・あとなんか三日月宗近をぐるぐる回したGIFがあったら面白いかなーと思って調べながら作っていた。出来上がりはイマイチで、二日酔いの視界にはキッツイ代物ができていた。このいらん遊びの結果、見る映画のスケジュールが決まっていく。時間に間に合うように電車へ急いだ。
・チュリトスを食べて、『AIR/エアー』を見た。マット・デイモンとベン・アフレックのコンビによるNIKEの伝記的映画。エアジョーダン誕生秘話、なのだけど本題は地味なビジネスの話だった。プレゼンを取りつけるまでを描き、プレゼンをどうやって成功させようか~と悩むさまが本当にお仕事映画で良かった。おそらく史実のネタが膨大に盛り込まれているっぽく、最初の1984年の総集編みたいな映像から良かったな。音楽もずっと84年なんだろうな。
・予告では当然面白さを全面に出してくるのだけど、書いたとおりにどのようにして「プレゼン」までこぎつけるのかっていう泥臭いプロジェクXみたいな話だった。それって映画になるの?みたいな題材はたまにあり、『マネー・ショート』なんかも似たような感想を持ったことある。
・成功するには大きな賭けが必要だ!みたいな話。Facebookでもなんでもいいが、上場するとステークホルダーがたくさん出来てしまい創業当時の活気やリスクある決断ができなくなってしまう、というあるあるを描いている。
・マイケル・ジョーダンそのものがアメリカンドリームの体現者みたいなところがあると思う。本作のその裏側を飽きずに面白く見させようとするサービス精神がある。映画としては最後に至るまでの準備が冒頭からされていたり、原稿にまつわるミニエピソードを生かしていたりとちゃんとしている。
・ジョーダン本人が出る出ない、がやや見どころなのだけど現在から過去を振り返って映画を作っている構造が生かされる編集が見事だった。観客はエアジョーダンの存在を知っている。が、その後に彼女ら彼らにどういった出来事が起こるのかをあまり知らない。そこで初めて知る人も多いような情報と、歴史に名を遺すようなスター性とは何なのかを言葉にするシーンは力強くて良かった。
・演説・スピーチに対する信頼というか、言葉に人を変える力がある描写を見るとアメリカ映画だ~~~となる。インターネットでは自分とは違う人の言論はブロックできてしまうようになったので、ある意味でそういうことは憧れというか夢みたいなポジションになっていてもおかしくない。かつて人は言葉で動いていたのだ~~~と。いまも言葉で人は動いているけどすでに決定している進行方向への加速のために用いられているような印象がある。
・スピーチで人が動くのも陰謀論に傾くのも言葉の力としては差異は無いのかもしれない。後者があるから言葉の力を信じないというのは違っていて、善悪の判断基準ありきな気がする。
・好きなシーン、NIKE社は基本的に数人しか表立って出てこないが成功を喜ぶ場面で全社員に向けて発表するところ。あたりを見回すところは全体性があってグッと来た。
・映画を見た後は梅田へ。タコベルが気になっていたが混んでいて諦めた。数日前からタコベルタコベル言っていたが混んでいるだけで行く気をなくし、行く気をなくしていることに自分のしょうもなさを自覚してさらに落ち込むスパイラルに入ってげんなりした。映画を予約して時空の広場で読書して気持ちを落ち着けた。なんか芝っぽい敷物があり、名探偵コナンとのコラボなんかをやっていた。
・LINEに連絡がありBBQの代打の打診があった。どうやら一緒に行く相手が休みらしい。映画の20分前で体調がよくなかったが振り切ってBBQへ行くことにした。やや頭痛がしていて映画を見るとより悪化する可能性があり、天気の良い野外での食事のほうが幾分ましだと思われた。映画代はさておき、シャマラン最新作はまた今度。シャマラン監督には映画を作り続けてほしいので、興業の足しになるならチケット代は捨ててよいと思っている。
・またしても本を読み、自販機でアクエリアスを買った。書店に入ってぶらついてダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊の『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』を買った。小説は三冊ともはKindleセールの時に買って積んでいる。これは紙で持っているべき本なのか迷ったが、まあウロマガモ購読しているファン(?)的なものなのでええやろと決断した。実は昨夜の酔っぱらっているときにゆる言語学ラジオの話題が出、『言語沼』をポチッたりもしている。積読が増える。
・改札口で前書きをちょっと読んでいたら声を掛けられてびっくりした。合流してから大阪城公園へ行った。前に来た時を思い出せない。屋台や人がたくさんいたりしてそういう場所なんだと知った。お祭り感って夏祭り限定かと思ってたがこういう場所に来たら体験できるんだ。暇そうにしている屋台の人がだるい感じでフライドポテトを食べたりしていてよい。そこらへんには犬もいるし、列車も走っている。
・観光客に囲まれながら上の方まで行った。予約されてる?されてない?みたいな感じで5分ぐらい受け付けで待ったりもした。BLUE BIRDS ROOFTOP TERRACE。全部用意されているBBQ。異様に天気が良いので気分も良い。恐ろし気な植物もあった。
・肉の品質とかはよくわからない。見晴らしの良さとかで上書きされた気がする。予約客だけの日らしいが開始した時間が昼食と夕食の間という微妙な時間帯だったためかスタッフが少なくて人力感があった。全然システマチックじゃない。学生バイトが真っ黄色なインカのめざめポテサラを業務用の袋からしぼりだしたり、わちゃわちゃじゃれ合ったりしていて庶民感を覚えた。カレーも美味しかった。展望にお金を払っている感じはあり、観光みはあった。良い景色にお金を払うのは日常生活にはあんまり無いので。
・疲れていたのであんまり会話した記憶がなくて申し訳ない気持ちある。向こうからしたら予定が飛びそうな代打で来ただけでオーケーらしかったが。欲しいものリストから誕生日プレゼントを贈った旨を伝えるか迷って結局伝えた。その場で考えたラジオネームみたいなものをつけて、メッセージをわざわざトルコ語翻訳して送ったことはとりあえず黙っておいた。
・2時間制だったが1時間半ぐらいで満腹に。フランス人観光客と狭いエレベーターに乗って外に出た。先週買って復活した電動バブルガンの快調な動きを見た。百円均一の電池ではパワー不足らしく、ガンガン出る感じになっていた。撃つ様子を写真撮影したりされたりした。
・腹ごなしに北浜まで歩いてカカオティエ ゴカンに到着。GOKAN、名前は知ってるけど店舗には初めて来た。30分ぐらい並んだ気がする。普段から行列が出きるっぽいが並ぶ構造が店に無い。女性客がそこそこいるなかにわりとデカい成人男性が突っ立ているのは居心地が悪く、外で待って犬を見たりした。
・呼ばれて2階へ。パフェが売りらしいがケーキとコーヒーを頼んだ。運ばれていくパフェを見たが、手乗りの建造物だった。食べたケーキはイチゴのタルトで美味しかった。美味しいコーヒーも飲んだ。完全に眠かったがついに目が覚めた。
・びわ湖テラスのロープウェイ料金が馬鹿高い、みたいな話をしていたら別のテーブルからも「びわ湖テラス」の単語が聞こえてきて顔を見合わせた。プリキュアがさ~みたいな話も聞こえてきて面白かった。プリキュアは男性キャラが変身したりと色々あるしいが詳細不明。インターネットは「水星の魔女」2期で盛り上がっているようだった。
・梅田まで歩いて解散。途中、大きくてモサモサしたサモエドを見た。たくさん歩いたのでカロリーゼロ理論を唱えていた。別れ際に拳を突き合わせる別れ方をやってHiphop挨拶の逆だった。『ルッキズムを考える』を読みながら帰路。近スーに立ち寄った。
・完全に疲れていたので湯船につかりビールを飲んだ。また酒か。夕飯を食べなくても良い気がしたが冷凍の焼きビビンバ的なやつに惹かれて食べた。
・前に会ったときに、痩せるといって痩せずに痩せたーいと言い続けることって面白くなさすぎる、と発言したらそれが刺さっていたらしい。それから16時間ファスティングに挑戦して痩せ始めているらしいので私もやろうかな……の気持ちでいる。
・布団でLofi-hiphopを流しながら寝た。