・今日も明るさで起きた。普段は遮光カーテンを閉め切っているので寝る=暗闇の生活だ。起きる時間自体はさほど変わらないけれど生活リズムが大きな外部要素(自然)にアジャストされるのに健康さをちょっと感じる。
・本日も朝はパンを食べた。『虫眼とアニ眼』を読む。宮崎駿と養老孟司の対談本だ。ちょうど昨日見ていた『もののけ姫』公開後の対談らしくタイミングが良い。監督作はもちろん好きで見ているが本人の言葉に触れるのは不思議と初めてかもしれない。20年も前なので最新作が公開された今とは違う部分はあるんだろうけど、『崖の上のポニョ』を作った動機なんかは直接的に読み取れて納得した。養老孟司は全然読んでない。
・チェックアウトしてパンを受け取る。お土産付きのプランがあり、別段いらないと思っていたが間違って予約してしまったのだった。一斤の食パンが多すぎる。ひとまず直射じゃないので大丈夫だろうとの推測で、駅構内のロッカーへ荷物と一緒に放り込んだ。
・奈良公園に行く。友人にお勧めのお土産を聞いたのでそれと鹿を目当てに行った。鹿、もちろんたくさんいる。そしてウンチもたくさんある。奈良公園はかなりウンチに満ちているという発見があった。奈良ンチ公園。
・鹿せんべいを買う気力がなく、日陰で本を読んでいた。自由に移動している鹿を自動車がよけたりする様子はこの場の生活っぽさがあって良い。近くに居座った鹿を眺めながら本を読んだ。
・最高の自販機。
・土産を買って、最後の悪あがきで釜めしを食べて帰った。なんならラーメンも食べてやろうと店先まで行ったが、満席ですと言われている人を見て引き返した。暑さがもう無理すぎたので電車へ避難した。
・帰宅する直前に友人から誘いがあったのでシャワーを浴びて梅田へ。百貨店の催事場で古本を見た。古本はそれなりに買うが、いざ古本市で無限にある場所だとあんまり購買意欲が沸かない。探すことの大変さが勝ってしまい、目に映るタイトルや装丁に疲れてしまうのかもしれない。友達とあーだこーだ言う時間だった。
・グランフロントにあるサントリーの店に行く。あんまりウイスキーを飲まないから挑戦しようの回。開店直後に行ったがほとんど満席、予約が詰まっているようだった。カウンターで飲んで食べた。焼きそばとナポリタンを注文するという暴挙もあって良かった。3杯飲んでいい感じになった。友人はハイボール2杯で十分という感じだったが、むしろ自分の酒量を把握して制御している様子だ。私は良くも悪くも飲めてしまい自制ができないほうなので羨ましい。
・友人の「痩せたらかわいいのにと言われた」という談を聞いたとき茶化して「即座に鼻フックやろ!」と言ったが実際そうかもしれない。怒りの表明が難しいって話だと思うが、自己の見た目に関する言及って基本的に鼻フックしかない。端的にルッキズムだしお前に可愛いと思われてどうなんねんってことだし、上から評定されている感じには自然と腹が立つ。その時は相手に舐められているのでは、ぐらいの話しか出来なかったのが惜しくて帰ってから風呂に入っているときに考え込んでしまった。
・当人たちの関係性の中の話なので想定しかないけれど、たとえ付き合っていたとしても他者の見た目を自分好みに合わせようとする動きはかなりコントロールみがありグロテスクでキッショイナと思ってしまう。けどわりと普通にあるというか髪型の好みを聞いてそれにする、みたいなことは普遍的に行われていそうな感じはあって、そっちはまだマシに感じる。関係性のパワーバランスが反映されていてもそれがマイルドだったり、自発性があったりするとコントロール性が薄くなるからだろうな。
・でもなんか引っかかるところは残るな。
・カウンターにいたおっちゃんが女性店員になんらかの酒瓶をプレゼントしていてそういう店なのか?と訝しんだりもした。
・会計するときに友達が全然持ち合わせがないことが判明し、そんな状態で飲みに行こうと誘ってくるのは凄いなと感心してしまった。とりあえず払っておいたが、こういう時の支払いを後々返してもらうときに言い出すのがなんか気まずいので忘れたことにしがち、かも。しみったれなので覚えているが面倒くささが勝ってしまう。こっちが多めに払っている分にはええやろ、が一番大きいかもな。
・梅田の広場ではブルーノ・マーズの楽曲で盆踊りが行われていた。良い感じに酔っぱらって帰宅した。飲み足りなくて家で飲んだりした。
・呪術の新アニメを2話まで見た。若者がクニャクニャしていた。