・いつもより寝て、7時間睡眠だった。
・積んでいた『闇金ウシジマくん』を昨夜から読んでいる。異常な速度で読んでいるのでセリフはほとんど飛ばしている。ウシジマくんは面白いのだけど現代日本の嫌な部分を煮詰めているのが結構生理的に嫌なのでたぶん積読になっていた。
・日本のどこかには部分的に存在しているんだろうな~という感じが自分の世界観とか生活との乖離が激しくてウバワ~~~~ってなる。だいたいは駄目な人が駄目なルートに転がり落ちていく話が多いので鬱々とする。そんな中でも一瞬の人間性の煌めきとか輝きとかが描かれれ、ダークサイドの濃さのせいで返って目立つ。ウシジマくん本人の強度が高いため不思議と安心感がある。何が起こってもウシジマくんは超然として変わらずお金を回収しているので絶対死なないキャラのような感じがする。そしてそれを揺さぶるのが後半にあるので構成ができているなと思う。
・編の名づけが「○○くん」とかで、最後に「ウシジマくん」になるのはタイトル回収っぽくて普通に好き。
・駄目な人は駄目なんだけどそれだけじゃない様子を描いていて、作者は人間が嫌いなの好きなのかよく分からない。
・餃子が残っていたので白米と食べて朝食とした。ここ最近の体重増があれなのでそろそろ自重したい。自重します。実家に帰るとどうせ体重が増えるのでうーん、だ。
・会議が珍しく予定通りに終わったので晴れ晴れとした。自分の進行とか関係なしにストッパーになる人物がリモート参加で突っ込みパワーが下がっていたりしたのかもしれない。RTAinJapanも始まっているし夏休みに突入したい気持ちしかない。
・図書館へ。夏休み期間なので学生が大挙するらしく、ロビーには普段ない机や椅子がおかれていた。借りるつもりはないけど新刊チェックを慣習的にしているがミシェル・ウエルベックの新刊を見つけてしまった。タイムラインが乱れてしまっているしあんまり見なくなったので出ていることも知らずにびっくりして借りてしまった。読めるのか、謎。休みのうちに読んでしまおうかな。
・『メタ倫理学入門』を読んでた。コンディションが悪くてほとんど寝ている。漫然と読むと眠く、一文ずつを音読するつもりで黙読すると集中できて目が覚めるが、スタミナ消費が強いので大変。こういう時に読んでても意味ないんだけどページを進める動機だけで駆動している。あと、単純に内容が難しくなっているのもある。倫理の実在、非実在はまだしも表出主義あたりは入り組んでいて大雑把に読んでいると当たり前ながら把握できない。本の構成上、ひとつの主義を説明してそのカウンター的にまたべつの主義の話に移るが、カウンターからのカウンターからのカウンターみたいになって居場所を見失う。倫理学史的にちゃんとこの順番に放っていそうでいなさそうで、みたいなことも思った。
・倫理学に限らず哲学なんかも「答えがないことをやってて意味ない」と言われがちだと思うが、こと倫理学に限っては本書を読めばそうは思えなくなる気がする。いろいろな主義があるのだけど、どれも「倫理はあるのか?」というシンプルで根本的な問いに対してさえ答えきれないわけだ。それに答えるために手を変え品を変えって感じがあり学問的な営みが蓄積しているのが読み取れて、学問ってすげぇ~ってなる。
・そもそも答えがないことがなぜ分かるのかって返しが本書には書かれている。
・帰路、フィットボクシングを再開した。マクガフィンの漢と宇多丸の対談を聞きながら。結構インタビュー的に基本的なところを聞いていてちゃんと準備してるんだなって思った。漢自身で聞きたいところとそうでもないところは割とはっきりしている。hiphop談義的になると良い顔してる気がするので。デビューの話等は何度もしているだろうが、当事者同士で話してリアクションごと残るのでそれなりに意味あるのかもしれない。いまはないクラブとかの名前を挙げたりする様子は時代感あって好きな感じだ。運動しながら見ていたが、たぶんヤスミノさんとかも見てるんだろうなーとか思った。
・『アウトレイジ』見た。配信に一切ないので馬鹿野郎この野郎を摂取するのは難しい。お話はヤクザ組織がわやくちゃになるってものだけど構図のわびさび感やピリついた演技がたくさんあって面白く見られる。怖いと面白いが一緒にやってくるのも感情が混ざり合ってて良い。やっぱり最初のほうで木村が言いよどみながら馬鹿野郎この野郎やっているシーンは笑ってしまう。この木村がラストにまた出てくるので構成に意味があるってのは発見だった。
・組織のトップがあれこれ唆して話が進行するが、組織として存続しているのが不思議なぐらいだ。持続可能性がミリも無い。映画に出てくる組織ってだいたい所属したくないか、自滅して当然なことが多いが直接的には見られないのでスルーされがちだと思う。
・ポケモンスリープを忘れずにつけて早めに就寝。まだ続いている。