20231014── 意識が裏返るかと思った。

・午前中はモンゴルナイトフィーバーを聞いたりスプラトゥーンをしていた。

・Starfiledをちまちまプレイしているが、全然終わらない。寄り道をしなければたぶんすぐ終わるのだろうけどちょっとアレやろう、これやろうと脇道に入るとそれが長い。しかも多い。なんとなく紅の艦隊クエストやっているけど本筋に戻ったほうが良さそう。

・電車に飛び乗る。返却期限の近い『宇宙考古学』を読む。衛星画像で発見された遺跡の数がめちゃくちゃ多いのだけど、それに比して未発見であろう遺跡数が数千万とかいう単位であるらしい。地球広すぎる。

・グローバル化の物流発展やインターネットで地球が掌握可能なものになっている印象だけあったが全然そんなことないらしい。藤岡弘探検隊的なものが成立したのも昭和だけかなーなんて思いがちだが、未探検エリアは全然あるっぽい。日本だと昔の文明の名残を意識しないのはたぶん災害で壊れていくからだろう。あるのは古墳ぐらいか。

・技術的に土地を網羅的に調べることは昔に比べて可能になりつつある。が、学術的なリソースの配分が少ないこともあって未発見の遺跡は残り続けるだろうな。著者も予算獲得が大変だと所々に書いている。学術的な意義はあるのだけどそれを理解してもらい予算を承認してもらう大変さはどこも変わらないらしい。

・着。髭脱毛の4回目である。慣れているはずなんだろうけど今回は特に痛かった気がする。笑気麻酔ありでやっていて毎回効きが薄いと言っていたら最初から濃度が濃くて意識が裏返るかと思った。気持ち悪くないですか?と聞かれて曖昧に返事をしていたが次からは答えやすくなった。意識が裏返りそうなときは危ない。

・施術者のBPMが早く、過去一のスピードだった。少し泣く。

・前回来た時もユリイカのルッキズム号を読んでいた気がする。3か月ぐらい読んでそう。ボディポジティブに対する批判を知ってほ~んとなった。確かにボディポジティブは良さそうに思えるが、美の基準をずらしているだけでアンチ美ではない。痩せている=美、とする規範よりかも拡張された美が救いになる人もいるだろうが、根本的な美の存在は揺るいでいない。「美しい」がある限りは「美しくない」も存在し続けてしまう。

・あと、おしゃれの能力主義も面白かった。身体的特徴に関わらずにおしゃれであるか否かを判定するようになると、おおむねすべての人がおしゃれゲームに参加することになる。背が小さい/太っている等の理由はともあれ、おしゃれのゲームに参加しない選択がありえた。ところがおしゃれ判定から身体が抜き出されると、その言い訳が成立しなくなる。おしゃれをしない人でなく、おしゃれをする能力が無い人と捉えられる。

・個人的にもおしゃれをしない言い訳を採択してきているので、能力主義的な苦しみの方が身近だな。

・オシャレになりたい!ピーナッツくんは能力主義的な世界かも。?。

・毎回終わったら何か美味しいものを、と考えているけれど心が砂漠になるので結局何も食べないまま歩数を増やしていた。気持ちを入れ替えるための徒歩。雨が降りそうだったので大人しく帰宅。

・昼食はマクド。ダブチーのケチャップ抜きは良いかもしれない。日記の更新をとやとやと済ませる。8月分は終えた。

・飲酒も運動もサウナにも行けない日。

・『ゼイ・クローン・タイローン』を見た。これっていわゆるブラックスプロイテーション映画だよな?と思った。良かった。

・タイトルでほとんど言っているのだけどSFネタ(クローン)が設定のメインになっている。この辺はまあよくあるようなやつだけど映画全体を支配している昔の映画っぽさがすごい。フィルムで撮影はしてないと思うけれどフィルム特有の粗さがある。映るものすべてが古めかしく、衣装から小道具、音楽に至るまでの質感が他にあまりない。

・ちょっと長い気もするけれどSFコメディかつ風刺がきちんと現代的に意味があるのでその辺も不思議な感覚になる。SFとしては緩いしトリオ漫才みたいな感じの主人公たちではあるがその芯には反黒人差別がある。エンタメにそういうものを織り込んで昇華している映画は良いです。

・なんだか異常に眠かったので22時とかに寝た。