・起きると7時前だった。雨音が強くないのでそんなに降ってないだろうなと予想した。電車は止まっていないらしい。音声放送を聞く。
・パンケーキをむしゃりながら日記を更新。今日はモンエナ無し。匿名ラジオの過去回を聞きながら外へ。
・一番雨脚が強い時間帯らしい。ほとんどショーシャンクの空にみたいに出勤した。足元がびしょびしょになることを想定して靴下を着替えた。
・全然寝られていないとかの複合技で一日のスタミナが不足していた。冴えない日だった。
・何かしらの会費を支払う期限が今日だったことを忘れていたりもした。一万円を出してお釣りをもらって帰路。
・百ローに立ち寄る。ローソンはいつのまにかデカ盛りを押していてサンドイッチやおにぎりが巨大化している。そういうオンラインゲームの期間限定イベントみたいだ。一食が巨大化してもあんまり嬉しくないのだけど選択肢がなくて買ってしまった。デカいおにぎりはもはや定食。
・銭湯に行くか迷っていかない日。どんどん日が長くなり露天風呂に行くと陽が差している。それがあんまりピンと来ておらず、明るいのに風呂か……と思ってしまう。たぶん風呂といえば夜という刷り込みが長年にわたってあるせいだろう。一日の行動のピリオドに近いというか、風呂はその日の終わりを予感させる。旅行ならそういう特別さ、非日常を楽しむ向きもあるんだろうけど今日はただ面倒くさくて早く寝たいだけであった。
・『言葉を失ったあとで』を読み進める。
・更生の手法として加害者の被害者性を認識させるものがある。なぜか知識として知っていて、DV加害者はそもそもDV被害者でそのとき受けた傷や歪みを認知しないまま他人を傷つけている場合がある。加害の根本を遡ろうとすると本人のそういう認識を変える必要がときにはあるらしく、DVの更生/治療の難儀さが分かる気がする。
・加害者という言葉には罪が乗っている。罪人は罪人らしく裁きたいというのが残念ながらストレートな欲求なのだけど加害者の被害者性はそこをひっくり返す。それが認知負荷というかストレスとなってあんまり許容されない感じは容易に想像でき、その綱引きは終わりそうにない。
・ここには正義や自由意志の問題も絡んでいるように思え、本書の中で結構『中動態の世界』が出てくるのが印象的だ。読んだけど能動/受動の世界に慣れすぎていて抽象的さについていけなかった記憶がある。今読み返すと理解度が上がっているかもな。トピック的には『責任の生成』もドンピシャっぽい。
・枝葉としてTwitterで水商売(ホスト)にハマり全財産を貢いでしまった人をくさすtweetを見た。そこでは自分から進んでお金を落としているのだから「被害者」ではないだろうと言っていた。すごいこと言ってる。これに従うと似非科学や新興宗教への被害も同じように論駁できた気になってしまう。あと単に発言の裏に女性蔑視があるので普通に嫌な気分になったな。
・加害者の被害者性に関しては結構普及している気がする。すぐに思い浮かぶのは『鬼滅の刃』だ。あれは臆面もなく鬼の被害者性を語ることでドラマを盛り上げている。『僕のヒーローアカデミア』も突き詰めるとそういう話だ。
・Rhymester『POP LIFE』の一節「こちらから見りゃサイテーな人 だがあんなんでも誰かの大切な人」も挙げられる。
・暴力を許さないまま加害者を字義通りに加害者に留めない、それがフィクションでわりと容易になっている気がするのは良くも悪くもフィクションだからなんだろうな。現実との切り分けがうまくできているとそういうドラマとして捉えられる。ただ現実にそれが現れると倫理や正義の問題とかでなく感情の面で揺らいでしまうのは分かりみがある。
・本のトロ的な部分は1章に固まっている気がして業界の話なんかが増えるので後半のほうが読みやすい。Kindleで読むとメモが捗る。
・買い物に行くか迷ってコンビニへ。パルムを買った。適当に茄子を焼いて蕎麦をゆでた。
・1作目の『エイリアン』をちょっと見てから早めに布団へ。オモコロチャンネルを飛ばし飛ばし見て22時半には寝る態勢。