20240611──べき化

・何かが倒れる音で起きた。何かが外で起こっているらしくまた聞こえた。仕方ないので起きた。音声放送を聞く。

・コンビニへ行きモンエナとサンドイッチを買う。

・日記を更新するのを忘れていた。Spotifyをやめて途端にポッドキャストへのアクセスが悪くなった。YTmuiscでも聞くことはできるがRSSを登録する必要がある。スマフォからだと多少面倒くさくてサ終予告がなされているGooglePodcastに登録してから移行した。

・Pale Jayを聞きながら家を出る。仕事。のんべんだらりとしていたら時間が失われいていた。

・おにぎりを買って図書館へ。施設内のどこで飲食可能かを調べてロビーで食べた。

・『裸足で逃げる』を読み終えた。つらいってばよ、な話が多いが中には希望のようなものが描かれている。希望というかDVサバイバーが生きるために再起しているわけでそういったことが起こる事件や出来事は本来無いほうがずっと良い。しかし起こってしまっているどうしようもなさからは逃れられない。というか逃げるしかない。

・決して良い話だ~と感動する美談ではない。彼女たちが逞しく見えたなら虚構であって「逞しくならざるをえなかった」が的を射ている。あとがきにもそういったことが書いてあった。

・『関心領域』以降こういった辛い現実との向き合い方について考えることが多い。undertaleのGルートも加わって、フィクション/ノンフィクションを問わず辛さと楽しさの境界線や消費者として無意識に抱いている願望の身勝手さを意識してしまう。上間陽子の著作を2冊読んで広がった想像力は確かにあるが、こういうものを「知っておくべき」なカテゴライズをすると守備範囲が無限になってしまう。べき化、しないのが良いのだろうけどそれはそれで無知を選択することであってめっちゃ『関心領域』めいている。

・続けて『イスラエルvsユダヤ人』を読んでいたがこっちもそういう話の延長線上だ。むしろ直接的にアパルトヘイトの現状が描かれているのでつらさは越えてくる。

・てかイスラエルの内情を知ると時代錯誤とかを超えてヤバ国家ぶりが振り切るのでびっくりする。人種隔離なんてWikipediaや古い映画の出来事だとなんとなく思っていたが全然そうでなく最悪である。

・『ファスト&スロー』のダニエル・カーネマンはイスラエル出身だった。マイケル・ルイスが行動経済学の誕生を記したカーネマンとトベルスキーの伝記的な本も読んだけどイスラエルに対するイメージはさほど変わらなかったな。二人は科学者として軍備増強の手助けをした功績があるとされていた。

・とうぜんイスラエル国内にも人道的な批判をする人たちもいる。それを凌駕する抑圧が働いており政権がそれを後押ししている。この原理の半分くらいは政権のイデオロギーともう半分はポピュリズムっぽいなという感触。政権の方針や政策もしっかりと酷いがそれをさらに突き上げる国民感情があるらしく、最悪がより最悪に傾いているようだ。

・長沼信一郎は未来の資本主義には「想像力」が必要だと書いていたが関心領域を突破するには確かにそれが要請されそう。

・本を返却して帰宅。引き続き本を読んでから買い物へ。飲酒の波が来ている。茄子を焼いたり蕎麦を茹でたりした。

・ダンジョン飯を思い出したように見た。

・ゆる言語学ラジオが更新されていた。睡眠導入と書かれていて布団の上で会話しているが動画時間が2時間以上あった。深夜2時です!と冒頭で言ってたので全然寝てないなこの二人。それを聞きつつスプラトゥーンとかしてちゃんと睡眠導入として利用しながら寝た。