20240523──調べ物で相殺。夏の服

・いい目覚めの日。6時にすっきりと起きた。匿名ラジオを聴く。先週がどうだったとかを一切話さないあたりが匿名ラジオっぽい。

・朝食を得るためコンビニへ。モンエナとかを買う。

・undertaleを進める。アンダインの登場はかなり『MOON』だ。アンチでメタなRPGといえばそれだったな。早く起きてプレイしたが調べ物で相殺。夏の服に意識を取られていた。

・切り抜きを作る下準備を短い時間でやろうとして失敗。途中で保存して家を出た。

・珍しく名刺交換をしたりした。作法は知っているけど実行することが少ないのでふわふわしがち。二人いて、上役の人が汗を拭いていて暑いのか!ここは!と気がついた。室温は27度を超えていた。ノートパソコンを取りに戻るついでに冷房をつけた。社内は部分的にすでに冷房をつけている。思い切って設定温度を下げたら24度とかになっていた。

・帰る間際に上司からタスクをリマインドされてハッ!とした。明日取り掛かります!と言って退社。

・映画までの時間をつぶすために読書。『ビジュアル・シンカーの脳』を読んだ。

・久しぶりに劇場でポップコーンを買う。迷った末にMサイズのキャラメル、爽健美茶を選ぶ。ここで爽健美茶を選ぶのはダイエットの気持ちすぎて自分でもウケる。キャラメルポップコーンを食べるのにバランスを気にしている。

・『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』の前後編一挙上映を見た。休憩をはさんで4時間を超える。良かった。

・原作は後半手前までしか読んでいない。なので物語の結末を映画で知ることになった。前後編あるけれど気持ちは前編が面白い、体感時間は後編が短かった。後編は答え合わせのようになってしまうのでどこに進むのかわからない前編が予測不能で面白く感じた。後編では物語のジャンルや類型の推測が働いて、落としどころを意識してしまう。

・デデデデとは何か、まで考えられるほど詳しくないがどうしてもエヴァやまどマギが脳裏をかすめていく。ありとあらゆるサブカルコンテンツの行き先がそこになるのは事実なのか老害的バイアスなのかは不明。でも実際そういう要素はある。

・たぶん前にも書いたがデデデデは明確に311の空気感をまとっている作品だ。そういう例え/見立て/皮肉/冷笑/意地悪で満ちている。けれど惜しむらくは世間の流れが速すぎる上にコロナ禍がその空気を押し出してしまって印象がぼやけてしまった。連載開始は2014年らしい。そもそも連載で読んでいないから、ってだけかもしれないが。

・あのときのあの感じ、を簡単に思い出せる人は減っていると思う。少なくとも被災地にも東京にもいない人間からすると忘却を押しとどめる力はかなり弱い。

・もちろんその空気感は大事なれど本筋は門出、おんたんの関係性だ。そこがすべてじゃい!とパワーで持っていくので迫力がある。カタルシスではなく圧倒的なカタストロフィで幕が閉じるので景気が良く抜けもいい。本来的には悲劇かもしれないがそう感じさせない。

・いわゆるセカイ系作品は世界そのものを二人の関係性が振り回してく。それが身勝手に見えて批判されたりするが(天気の子、とか)そういう感じにならない気がする。展開の因果があまりバチっとしてないせいなのかな。

・途中、完全に狂人のようになってしまうシン・門出を見ていて不思議に思った。自分の信念のために他人を傷つけてもそれを正義として執行する姿はどうにかしていて破綻している。その破綻を冷静に導いているような雰囲気でいうものだから倫理学をやれ!って思ったりした。まあ子供なので短絡的なのは当たり前なのだけど。

・あと前編で明かされるおんたんの過去について。見ていてこれって永井均の言う<私>問題だな~と思って見ていた。過去の自分に今の自分の記憶を飛ばしたら、過去の自分が今の自分になりそうにはない。それは今の自分の記憶をもつ過去の自分が生まれるだけだろう。だから何だと思われるかもしれないが勉強をするとキモくなるという千葉雅也の言ってたことがなんとなく分かった。

・ポップコーンは頑張って食べていたが完食せず。1割ほど残して爽健美茶はあんまり飲まずに帰路。夕飯を食べないのはよくないのでおにぎりを二つ食べた。家に着くと23時を超えていたがもうここまで来たら!と考えて外で喫煙したりしていた。シャワーを浴びたりしていると日付が変わっていた。こういう日もある。