・7時頃に起きた。ありスパを聞く。14歳の栞は見たいんだよな。
・通知でジャンプのことを思い出す。そういや月曜日だ。那波先生の新連載は前作のウィークポイントを押さえてるような感じがあって良さげ。ワンピースが一番面白いのが良いことなのかはあんまり分からん。でも面白い。あとはサカデイの篁さんが活躍してて嬉しい。
・身支度を整えて街を徘徊。モーニングを探しつつ祝日で閉まっている店を通り過ぎたりした。
・前を歩く八人ほどの家族連れが喫茶店に吸い込まれていったので同じくそこへ。カウンターで喫煙してる女性客に並んで座る。
・ハニートーストを食べた。
・駅前のバス停へ。ネットの情報だと35分に来るらしいがどうやらそうじゃないらしい。ダイヤ改正が4月1日に行われていてウェブ情報は満遍なく更新されていない。グーグルマップやNAVITIME、ジョルダンに至るまでが最新でないらしく情報社会のエアポケットだった。
・どうやら目的地が同じらしい夫婦がいてバス会社の人に詳しく聞いていた。見知らぬ土地のバスは電車よりも難しい。終点ならまだしも経由地点が目的地で、路線がいくつかあると迷ってしまう。バス会社の人だと思っていた人はどうやらバスの運転手らしく、遠くに行ったと思ったら停車していたバスを運転していた。私達も慣れてないんですよね〜的な会話をしていた。ベンチで待っているとまた別のバス会社の人が来てダイヤ改正に迷う人の案内をしたり5000円しか持ってない人の両替とかをしていた。
・時間が来たのでバスへ。現金オンリーなのにも驚く。整理券を引き抜いて地面を平行移動した。見える景色はほぼ地元。つまり田舎。
・終点について精算。小銭がなかったので590円のところ600円を放り込んだらしっかりお釣りをもらってラッキーだった。
・昼食まで時間があるので前を歩いている人が迷いなく進むのでなんとなくついていくと観光地っぽい場所についた。
・出石は和風な街並みが結構密集しているので飽きない。ちらっと横を見たら美術館があるらしいので入ってみた。500円。レシートにはNo.0と書かれていて本日最初の来場者らしかった。
・豊岡市立美術館(伊藤清永記念館)に40分ほどいた。地元密着の美術館でゆかりのある画家の作品が展示されていた。その代表は伊藤清永らしい。前情報が全然無いので置かれている図録をペラペラ読んで補完した。
・光る裸婦、がなんかキーワードになっており確かに裸婦の絵が多かった。写実的でなく印象派っぽい(美術知識がないので適当)ゴッホのような絵画だった。デフォルメされているわけでもなく身体がもやもやと光っているような柔らかさが表現されていた。その表現はスゴッとなるのだけど裸婦というテーマにこだわっているのがあんまりピンとこなかった。
・図録の解説とかを読むと「日本人は色彩感覚に優れている」とかなんとか書かれておりオッ!ってなった。
・裸婦っていう題材はなんか美術史的に意義があるんだろうけどそれを知らないとオジサンが女体に拘っていてキショいなとか思ってしまう。それは美術に限らず歴史的に男性優位社会が築かれていたからなんだけど女性の身体に何かを見出して全面に出す行為が至って普通のことであるという前提になれることが出来ないでいるんだろうな。
・インターネットにはなんかすごいエッチな絵をアップロードして人気者になっている人は何人もいる。それと対して変わらんと思ってしまう。伊藤清永がイラレをマスターしたらすごい絵師になっていただろうな。とか失礼なことを考えたりしながら見ていた。
・伊藤清永の娘も画家らしくそちらの絵も飾られていた。実物を見たあとに図録に載っているものを見るとかなり色味が違って驚いた。デジタル化のせいか、照明の関係なのか、実物よりも明るくなっていて見たときの印象が全然違っていた。戻って実物を再度見るとやっぱり違う。そういう楽しみ方しているやつおらんて。
・最初から最後まで他の来場がいないまま外に出た。
・目的だったミールスを出している店まで歩く。しばらく歩いて店に到着すると予約分で売り切れの文字が……。開店に合わせて行ったのが無駄になった。出石は出石そばが有名なので蕎麦店ばかりある。チクショーって気持ちで逆張りして丹波牛を食べた。
・目的が空振りだったのでそのへんを徘徊する。アイスクリームでも食べようかと向かうと人だかりができていた。観光地ってこっちなのか!とようやく出石らしい場所を見ることが出来たし、伊藤清永も書いていた辰鼓楼もあった。ここにあったのか。そしてめちゃくちゃ人が多い。バスの乗客は数人だったが普通は車で訪れるらしいことも分かった。
・おはぎとアイスコーヒーを調達して食べた。おはぎが美味い。和菓子の美味しさが「甘さ控えめ」で表現されるのって不思議だ。
・ここでやることはないのでバスでホテルに戻る。
・『<子ども>のための哲学』を読み終わった。永井均の著作の中でいちばん読みやすい気がする。理解しやすいと言いかけたけどそういうわけでもない。比較的やさしいけど永井均の問題意識はそんなに出てこない。
・倫理学は本を読んでいても分かることはない、自分で哲学しろ!ってメッセージはどれにも共通している。たしかにそうなんだけどそれこそがむずいんだよな。
・小腹がすいたので外へ行く。甘党の店があったので今川焼を買った。クリーム。
・『ANTHROVISION 人類学的思考で視るビジネスと世界』を読み始める。社会人類学で博士号を取ってファイナンシャル・タイムズでジャーナリストをやっている著者による文化人類学オモロ本。
・インテルが人類学者を雇っていて〜とか、キットカットが日本で根付くようになった「きっと勝つ」の裏側とかが語られている。かと思えばエボラ出血熱の流行・コロナウイルス禍、リーマン・ショックと世界的なイベントと文化人類学との接点が面白く書かれている。うんちくが捗る本だな。
・マイケル・ルイス原作の『マネー・ショート華麗なる大逆転』が好きなのでリーマン・ショック前に金融業界の不穏な状況をキャッチしていた著者の話を読んでわりと前のめりになった。フィールドワークで現地の人に話を聞くように金融業界の担当者に話を聞いて理解していくところは面白い。あとアラン・グリーンスパンが人類学を学びたいんだよな〜みたいなことを言ってた話も面白い。
・集中力がキレ気味だったので夕食を得るため外へ。目当ての蕎麦屋が営業しているか微妙でラーメン屋へ向かう。地図の場所には店は見当たらずどうやら廃業したらしい。行く宛がなくなったので地元のショッピングセンターにある適当な店で蕎麦を食べた。ワンオペだ。
・1回のスーパーでお酒を買ったりしてホテルへ戻る。タバコを吸ってシャワー。オモコロチャンネルを見ながら日記を書く。
・京都に行ってから手の甲に水ぶくれが出来ておりQoLが下がっている。かゆい!となるほどかゆい信号がでおらずじんわりとかゆ〜いが続いていて良くない。季節の変わり目はこういう状態になりがちなので勘弁してほしい。
・チューハイを2缶飲んでいい感じになって寝た。